折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

兄弟

2006-07-10 | 家族・母・兄弟
兄貴の影響 その1 長兄

長兄は「文科系」、次兄は「体育会系」

小生は4人兄弟の3番目である。長兄、次兄とはそれぞれ3歳ずつ、弟とは9歳年が離れている。

誰でも同じと思うが、物心ついた頃、即ち、小、中学校ぐらいまでは、兄貴の及ぼす影響は絶大である。小さい目から見れば、兄貴は「スーパースター」のような存在なのである。

長兄は、美形の母のDNAを最も濃く受け継いで、弟の小生から見ても「眉目秀麗」
な、それはそれは大変ハンサムであった。

そんな兄貴が、確か高校の頃だったと思うが、母親に男の友達に会うとウソを言って、女友達とデートしていたのがばれて、こっぴどく叱られている場面に出っくわしたことがある。(当時は、しつけが、厳しくて女の子とのデートなど、それはそれは大変だったのである。)

その時、子供ながらに兄貴は、もてるのだなあ、女の子も、きっと美人なのだろうなと思った記憶がある。

長兄は、どちらかというと「文科系」だったようで、高校時代は書道部、大学時代は、メンネルコール部に在籍していた。

大学時代の面白いエピソードが残っている。
当時、大晦日は、NHK第1放送で「紅白歌合戦」を第2放送でベートーヴェンの「第9」を放送していた。

その頃、長兄はクラシックに熱を上げていたので、当日家族の前で、「紅白などくだらない、今日は「第9」を聴くから」、と大見得を切ったのだが、全員に反対され、怒って、布団をかぶって不貞寝(しかし、どうやら布団の中でちゃっかり、紅白を聴いていたようであるが・・・。)していたのを良く覚えている。

先に、小生の音楽のルーツは、「名演奏家の時間」である、と書いたが、音楽に親しむきっかけは、実は長兄が与えてくれたのだと、今にして思う次第である。

退職後に始めた「書道」も、子供の頃の兄貴の影響であり、今でも、長兄の書は小生のお手本であり、目標である。

蛇足ながら、プロ野球の中日ドラゴンズのファンになったのも長兄の影響である。ちなみに小生は、子供の頃から中日一筋で今日まで来ているが、兄貴はもうファンではないらしい。(ちょっと、寂しい)