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グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

かみ合わない党首討論に思う

2016年12月09日 | 日記
一昨日だったか、国会で党首討論が行われた。
民進党代表のデビュー戦になっていたため結構話題になっていたようだが結果は完全に消化不良状態だった。
一番の原因は首相の「逃げの姿勢」だろう。
民進党代表から「IR法案」の意義について質問を受けた時に「あれは議員立法なのだから」とサラリとかわした。
たとえ議員立法であろうが連立パートナーの公明党の慎重姿勢を押し切って政府・自民党が推進している法案でもあり首相自身も日頃からその戦略的意義を喧伝していたはずなのにこの対応は本当に失望した。
ここはやはり自説を開陳しそのうえで質問者とキチンと向き合わないと討論にはならないではないか。
大相撲だって横綱が格下力士の突進を右や左に跳ぶようではブーイングが起きる。
柔道やレスリング競技であれば警告を受けるような代物である。
何故せっかくの討論の機会を正面から受け止めないのだろうか。
もしかしたら(何か疚しさがあって)論破されてしまうのでは、ということを恐れているのでは?・・・・そんな風に感じた視聴者も多かったはずだ。


トランプ次期大統領・ソフトバンク孫社長の面談に思う

2016年12月08日 | 日記
昨日はソフトバンク孫正義社長が米国次期大統領トランプ氏と彼の拠点であるトランプタワーで面談したニュースが目を引いた。
それにしても(孫氏の愛称である)「マサ」を連発しながらメディアに対して興奮気味に彼を紹介するトランプ氏の姿が印象的だった。(驚)
両氏は初対面だというのにこの親密さは何だろう。
あらためて言うまでもないが孫氏が我が国を代表する企業家の1人であることは疑う余地がない。
ソフトバンク・グループは我が国の無線通信3強の一角を占めるだけでなく米国の通信市場も視野に入れ活動中である。
先行きはまだ分からないが今後同グループが米国でも日本と同じような地位を確保する可能性は十分あるのではないか。
「小」が「大」を飲むという離れ業も10年前の英ボーダフォン買収で実証済みだ。
さて「次の一手」は何だろう?
孫氏にとって「TPPがどうなるか」なんてことは結局どうでもいいことなんだろう。



自民党東京都連の区議7名除名処分に思う

2016年12月07日 | 日記
案の上というか、予想通りというか、自民党東京都連は例の小池候補(当時)の支援を行った7名の区議に対し除名処分としたことを発表した。
このニュースに対するコメントをぶら下がり記者たちから求められた小池知事は「私は除名処分になっていませんけどねぇ・・・」と軽くいなして立ち去った。
たしかにこの辺りは分りにくい。(笑)
通常国家反逆罪でも何でも首謀者に近いほど罪は重いものだ。
ところが今回のケースについては小池知事には何の御咎めもないのに氏の選挙活動をを支援した区議たちが党の除名処分とは・・・、どうにも理解に苦しむ。
しかしここまでこれば来年の都議選に何らかの形で小池新党が割って入るのは必然だろう。
自民都都議の中に新たな動きが生まれる可能性もある。
いずれにせよ東京都議会の雰囲気もそこそこ変わるはずだ。
小池候補以外の候補者が勝っていたらとても考えられないことが起こりつつあるということだ。

日本ハム・大谷の契約更改に思う

2016年12月06日 | 日記
今シーズンのプロ野球契約更改で最も注目されていたのが日本ハム・大谷だった。
とにかく投打に亘り大活躍、ベストナインに投打両部門で選出されるなど前例がないからだ。
併せて球速166km(だったかな?)連発など話題づくりもあって一体来年の契約年俸はいくらが相応しいのか、正直なところ見当もつかなかった。
そして結果は35%アップの2億7千万円だったがこれは意外だった。
直前に聞かされていた同僚の中田選手の契約金額よりも低い金額での更改だったがこれは何か球団としてのバランス感覚などが働いたのだろうか?
少なくとも「商品価値」だけをドライに判定すればこんなハズはないのだがやっぱり経験年数や年齢なども影響したのかもしれない。
ただ大谷にとっては球団から来年末のメジャー挑戦容認を勝ち得たことが契約金額の多寡より大きいのかもしれない。
今回の大谷の契約の更改は「爽やかさ」もあり、再来年の日本球界にいないかと思うと「寂しさ」も感じさせる。
スポーツ界だけは保護主義よりもグローバル化の方が有力のようだ。

東京五輪バレーボール会場開催に関わる横浜市の対応に思う(その2)

2016年12月05日 | 日記
いささか旧聞になってしまったが金曜日の東京都知事定例記者会見に関してもう1つ・・・。
記者会見の中で掲題の件に関し「大山鳴動して鼠一匹では・・・?」と持ちかけた記者からの質問があったがこれに対し都知事の反応は結構冷静なものだった。
にも拘わらず報道機関のトーンは「気色ばんで・・・」とか「語気を荒げて・・・」などオーバーな表現が目立った。
メディアの性として素材をセンセーショナルに扱いたいという気持ちは分からないでもないがあまり真実とかけ離れた報道はいかがなものか。
都知事はスマイルとともにゆっくり応答していたのだから報道のあの部分だけは違和感を禁じ得ない。
質問をした記者氏にも一言・・・。
都知事はあれだけ予算カットを実現しているのに「鼠一匹」との形容はないだろう。
競技会場が当初案に落ち着けば都知事側の「負け」と決めつけるのはどうかと思う。
どうもマスメディアは徒に対決姿勢を煽り立てる傾向があるようだ。(笑)
過ぎたるは及ばざるが如し、偏向報道も問題だが過剰報道も同様に問題である。



NHK新会長人事に思う

2016年12月03日 | 日記
今日NHK新会長人事のニュースが新聞紙面を飾っていた。
現会長の任期は来年の1月、再任か否かで様々な憶測が流れ飛んでいたゆえこの会長交代報道にはいささか拍子抜けの感じがしないでもない。
とにかく現会長は我が国を代表するメディアの代表者としてどうかと思うような政府寄りの言動を繰り返していたのでさすがの経営委員会も再任NOを突き付けたようである。
今回ばかりは官邸サイドの意向はなかったのか?
もしかしたらこれは官邸主導人事の終わりの始まりなのかもしれない。
まだ先の話だが任期中のデフレ脱却を事実上ギブアップした日銀総裁の後任人事も気になる。
マイナス金利導入等の後始末は誰がどう行うのだろうか。
そこまで現政府が責任を負ってくれるのだろうか・・・と心配してしまうのである。(笑)

東京五輪バレーボール会場開催に関わる横浜市の対応に思う

2016年12月02日 | 日記
東京五輪のバレーボール会場が未だ有明アリーナ(新設)か、横浜アリーナ(既設)か、で揺れている。
そんな中で横浜市の対応が興味深い。
一般的に考えれば五輪の開催地となれば相当な経済効果と知名度向上が見込まれるため開催自治体とすれば諸手を挙げて歓迎となるところだろう。
ところが横浜市の対応は意外や意外、「要請があれば承る」と極めてクールなものだった。
この背景には何があったのだろうか。
端的に言えば「東京都と五輪組織委、国との揉め事に巻き込まれたくない」という気持ちではないだろうか。
財政状況だって東京都ほど潤沢ではないにしろ地方都市ほど困窮しているわけではない。
「敢えて『火中の栗』を拾うことはない」との計算が働いたのではないかと思うのである。
いかにも役人らしい。(笑)
一連の動きの中で気になったのが横浜市から東京都のオりンピック準備局長宛てに発出された(横浜)市の意向を伝える文書が都知事に伝えられていなかったことだ。
準備局長といえばたしか先の豊洲移転に関して処分の対象となった都幹部職員のその後の異動先だったように記憶している(勘違いであればゴメンナサイ)。
もしも個人的な恨みのために故意に報告を遅らせていたとすればこれはもうフォロワーシップに悖る、本当に残念なことだ。

トランプ新大統領の新閣僚人事に思う

2016年12月01日 | 日記
トランプ氏が米国新大統領に選出されて約3週間、徐々に閣僚人事が明らかになってきた。
知らない名前ばかりが多くてその人柄や政治信条、経歴はよく分からないがトランプ氏の選挙活動時に乱発された過激発言はその後なりを潜めているだけに意外とまともな人事が進んでいるのかもしれない。
特に国務長官として候補に上がっているのが前回の大統領選でオバマ大統領と接戦を演じたロムニー氏と聞いて一層その感を強くした。
人種・宗教などにも一定の配慮を見せているようだ。
政界出身者より経済界出身者を多用する傾向が特徴といえば特徴かもしれないがこれくらいのカラーを出さないとねぇ。(笑)
NY株価も思いのほか堅調のようだからここはひとまず様子見だ。
筆者が気になるのはちょっと先の話だがFRB議長の後任人事である。
どこかの国の中央銀行総裁は為政者ベッタリでもう少し独立性を持った方がいいと思うのだが果たしてかの国はどうなっていくのだろうか?