グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

三陽商会の4度目の希望退職者募集に思う

2021年01月23日 | 経済

昨日新聞を見ていて三陽商会の希望退職者募集の記事が目に付いた。

三陽商会については英バーバリー社とのライセンス契約が切れる前年辺りからこのブログで何度か取り上げてきた。

同社はバーバリー社とのライセンス契約が切れるまでバーバリー関連製品が全社売上高の半分を占めており契約解消後の業績が心配されていたのだ。

当然のことながら同社はバーバリーに代わる独自ブランドの立ち上げに腐心したのだが結果としてバーバリー製品の落ち込みをカバーするには至らなかった。

4期連続の最終赤字、そしてこの度の希望退職者150人募集(4度目、累計920人)がその帰結である。

この現実はまさにライセンス依存ビジネスの危うさを如実に表すものだろう。

同社にはコロナウィルスによるスーツ市場の縮小という更なる環境変化が襲いかかっている。

「一難去ってまた一難」という諺があるが同社の場合「一難去る前にもう一難」ということになってしまった。

ここはもう従来の延長線ではなく思い切って新規参入者として立ち振る舞ったらどうだろうか。



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