グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

奏功しなかったロイヤルHDの多角化政策に思う

2021年02月22日 | 経済

外食大手のロイヤルHDが総合商社の双日と資本業務提携を結んだとのことだ。

外食産業はこのコロナ禍の中で最も影響を受けた産業の1つだろう。

ロイヤルHDはコロナウィルスが上陸するはるか以前から経営リスク軽減戦略として機内食、ホテル、空港・高速道路・百貨店等の施設内レストランなどの多角化を進めてきた。

しかしながら不運なことにロイヤルHDのこの戦略は結果的に奏功しなかった。

このコロナ禍で本業のファミリーレストランだけでなく人々の移動に伴うビジネス全てが一時的とはいえ「超不振」に陥ってしまった。

多角化というのは難しいものだ。

いくらリスク分散とはいえ企業の持っている技術・ノウハウと顧客市場のどちらからも離れた事業分野に進出することはリーズナブルではない。

ゆえにロイヤルHDが採った多角化戦略は決して間違っていなかったと思うがコロナ禍の影響が前例がないほど広範囲に及んだということなのだろう。

ロイヤルHDが今後双日からの協力を得てどんな業務提携効果を生み出していくのか、・・・もしかしたら他企業なども参考になるのかもしれないと思うのである。



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