グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

首相の「拉致問題を後ろに押しやってはいけない」発言に思う

2018年01月26日 | 日記
昨日「北朝鮮拉致被害者家族会」のメンバーが官邸を訪問し首相に対し今年中の全被害者救出をあらためて要請したようだ。
首相は「核・ミサイル問題の解決に焦点が当たり拉致問題が後ろに押しやられることがあってはならない」と強調し解決に取り組む決意を表明したとされる。
しかしちょっと意地悪な見方をすれば首相は核・ミサイル問題を押しのけて北朝鮮側と協議を進めるとは言っていない。
被害者家族会の皆さんにはいささか酷な言い方になってしまうが首相の物言いは単に「忘れてはいません」というだけなのかもしれない。
これに先立ち拉致家族会は国際刑事裁判所に「人道への犯罪」で北朝鮮・金委員長の責任を追及する申し立てを行った。
家族会の立場からすればいつまで待っても進展しない問題解決に業を煮やした止むにやまれぬ措置なのだが首相にとってはメンツをつぶされたようにも見える。
正直なところ首相としてもなかなか動きづらいところかもしれない。
ただ長年にわたり待たされ続けている被害者家族の心中は察するにあまりある。
幸いにして今、北朝鮮は表向き韓国との融和の渦中にある。
そこには拉致問題解決に向けたアリの一穴もあるのではないか。
首相には「拉致問題が後ろに押しやられることがあってはならない」ではなく思い切って前面に押し出すくらいの姿勢を望みたい。


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