グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

NECの液晶子会社株売却報道に思う

2011年02月26日 | 日記
NECが液晶子会社株の70%を中国の同業大手天馬微電子に売却することを決めたとの事だ。
NECといえばつい先だってPC事業についてレノボとの合弁を発表したばかりであり何やら戦時中に都市生活者がなけなしの着物を農家に持ち込み僅かばかりの米と引き換え糊口をしのいだ姿を連想してしまった。
結局コモデティ製品は一定の世界シェアがない限り生き残れないということだろう。
かくなる上は製品技術だけ持っていかれ後は「再見(さようなら)」なんてことがないよう心して合弁事業に取り組まなくてはならない。
NECにはもう一つ課題がある。
事業の集中と選択で残された事業からどう収益を上げるかである。
新聞記事からはクラウド・コンピューティング事業への注力が読み取れるがこの分野は既に多くの事業者が参入しておりしかも(最終的には)世界で数社しか生き残れないといわれている激烈な戦場である。
生き残りには相当な覚悟と企業努力が要ると思うがはたしてコア・コンピータンスは何か。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。