グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

あの1億5千万円はどこへ行った?

2021年05月19日 | 政治

自民党が広島選挙区の河井陣営に対し支出した1億5千万円の行方に世間の関心が集まっている。

党ナンバー2の幹事長は「私は支出には関与していない」という。

振られた当時の選挙対策委員長だった甘利氏は「1ミリも、1ミクロンも関わっていない」という。

党の河井元法相は「1億5千万円は買収には使っていない」という。

もう何が何だか分からない。

この1億5千万円のせいで苦汁を舐めさせられた広島県連の岸田前政調会長の心中は察するに余りある。

やはり幹事長にはたとえ自らが直接関与していないとしても誰が実質的に支出について決裁を行ったか明らかにする義務がある。

また使途についても調査権を発動し何に使ったのか、例えば党勢拡大のためのチラシを作ったというのであれば印刷費の発注書や領収書、チラシ現物などのエビデンスを公開する必要があるのではないか。

驚いたのは先日の幹事長記者会見席上で林幹事長代行が質問記者に放った「党内のことに根掘り葉掘り詮索しないで欲しい」との一言だ。

公党にあるまじきオープン性を欠く態度である。

政党には政党助成金という国庫からの交付金があるのだからもし「党内のことに・・・」というのなら交付金を全額返上してからにして欲しいと思うものだ。

 



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