東京ディズニーランドを経営するオリエンタルランドの21年3月期連結決算は541億円の損失に終わりそうだ。
通期最終赤字は1996年の上場以来初めてだという。
東京ディズニーランドと言えばテーマパーク事業の優等生で来場者数は常に右肩上がり、変な言い方だが入場料金も上げ放題の体だったから昨今の経営環境には本当に驚きだ。
しかも足元でも入場者数は制限中というから今期の業績予想も予断を許さない状況だ。
今年度、来年度の業績見通しも結局入場者数次第ということだろう。
消費者との対面が事業の主体の百貨店業界も例外ではない。
21年2月期に17年ぶりの赤字決算となった高島屋も今期以降の業績に危機感を持っている。
休業要請に見合う協力金が「1店舗20万円」は随分話題になった。
インバウンド需要は戻ってくる気配さえ見えないし・・・。
多くの顧客対面ビジネス事業者は「コロナ禍の影響は2,3年続く」と覚悟しているようだが政治はどう受け止めているのだろうか。