首相がコロナ禍の最中に米国を訪れ世界で初めての米国新大統領との直接会談をアピールしていた。
やっぱり日米トップの最大の共通テーマは対中問題だったから共同声明は大いに意味があった。
中国の反発は織り込み済みである。
ただ会談後の記者会見は米国に対しては銃規制、日本に対してはオリンピック開催の是非が焦点になった。
メディアの関心と首脳の思惑は若干ズレがあったようである。
それはそうとして首脳会談時の席次を見てちょっと気になったことがあった。
米大統領の隣には日本では外相に当たる国務長官が控えていたが首相の隣はたしか内閣官房副長官だったように記憶している。
今回はコロナ禍の最中であるゆえ感染防止の観点からメンバーは最小限に抑えたというがそれにしても首相の補佐は副長官ではなく外務省の次官・局長や駐米大使が務めるべきではないのだろうか、外相の出席は自粛するにしても、だ。
ここまで官邸官僚を重用しなければならない理由が分からない。
外交も内政ももっと専門家や衆知を集めてやったらいいと思うのである。