米フェイスブックが事業開始を目論んでいるデジタル通貨「リブラ」が生みの苦しみを味わっている。
マネーロンダリングなど悪用されるのではないかという懸念のほかセキュリティの不備から容易に流出するのではないかといったリスクも取りざたされる。
その一方で中央銀行の金融政策に対する影響なども指摘されておりその行方は必ずしも平たんではないようだ。
FRB議長も財務長官も慎重な姿勢を崩していない。
IMFもこの度デジタル通貨について報告書を発表しその中で数々の指摘と警告を行っている。
米フェイスブック関係者は「適切な承認を受けるまでリブラを発行しない」と言明しているが承認までは少なくとも1年程度はかかりそうな雲行きだ。
翻って我が国ではつい最近も仮想通貨(最近では暗号資産というようだが)の取扱業者から50億円だかの不正流出した事案があった。
以前にも同様の事案が起きたことがあったが残念ながらまだ原因も資産の行方も判明していない。
そんな状況の中で果たしてこれらの事業の運営を放置していていいものだろうか。
金融庁も日銀もデジタル通貨についての見解をもっと明確にすべきではないのか。
デジタル通貨の有用性については全て否定するものではないが通貨というからには一定の安定性、信頼性が担保されなければいけないと思うのである。
マネーロンダリングなど悪用されるのではないかという懸念のほかセキュリティの不備から容易に流出するのではないかといったリスクも取りざたされる。
その一方で中央銀行の金融政策に対する影響なども指摘されておりその行方は必ずしも平たんではないようだ。
FRB議長も財務長官も慎重な姿勢を崩していない。
IMFもこの度デジタル通貨について報告書を発表しその中で数々の指摘と警告を行っている。
米フェイスブック関係者は「適切な承認を受けるまでリブラを発行しない」と言明しているが承認までは少なくとも1年程度はかかりそうな雲行きだ。
翻って我が国ではつい最近も仮想通貨(最近では暗号資産というようだが)の取扱業者から50億円だかの不正流出した事案があった。
以前にも同様の事案が起きたことがあったが残念ながらまだ原因も資産の行方も判明していない。
そんな状況の中で果たしてこれらの事業の運営を放置していていいものだろうか。
金融庁も日銀もデジタル通貨についての見解をもっと明確にすべきではないのか。
デジタル通貨の有用性については全て否定するものではないが通貨というからには一定の安定性、信頼性が担保されなければいけないと思うのである。