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グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

天災避難指示のあり方に思う

2019年07月04日 | 社会問題
昨日だったか、鹿児島市全域(対象人口59万人)にレベル4の避難指示が出ていたが相も変わらずマクロ的な避難指示のあり方に残念な気がする。
当然のことながら被害の危険度は市内一律ではない。
地域の高低差や河川・急傾斜地との距離によってその危険度はまちまちだ。
土砂崩れについては土質によっても大きな差がある。
それに59万人に対しレベル4の緊急避難指示と言っても十分なキャパシティを有する避難施設などあるのだろうか。
実際に今回の緊急避難指示に対して何らかの対応を採った住民は全体の0.6%に過ぎない。
ある住民のの1人は「緊急指示は聞いたがどこに避難したらいいのか分からなかった」と述懐していたがさもありなん、である。
前述のように災害のリスクは住宅一軒、一軒によって大きく異なる。
各自治体は単にハザードマップを準備するだけでなくもう少しミクロ的な避難指示のあり方を追求していく必要がありはしないか。
無論ここからは気象庁の仕事ではなく地方自治体と住民のコラボレーションである。
それにしても天災の激甚化はどうにも止まらないねぇ・・・。
自治体も大変だと思うがもう少し精緻な対応を考えたらどうだろうか。