仏人少壮学者トマ・ピケティ氏の著になる「21世紀の資本」がいくつかの解説本も含め話題になっている。
大変な力作で全体に目を通すのはなかなか難しいようだが思い切って要旨をまとめれば「資本主義は放置すれば経済的な格差拡大をもたらす」といったらいいだろうか。
直感的に言えば私も全く同感だ。
税制他も諸々の政策によって格差是正を図るべきというのがピケティ氏の主張のようだがそのあたりも異存はない。
折しも米国のオバマ大統領が「経済格差の解消」を一般教書の中で強調していたが日本政府はといえばどちらかといえば格差拡大施策が幅を利かせている。
ということで野党第一党を標榜する民主党にとって「格差縮小」が格好の対立軸になりうるハズだが新代表はどう動くのだろうか。
民主党の頑張り次第で政府の方針も是正され、ゆくゆくは政権交代につながるといったら言い過ぎになろうか・・・。