先日、日本IBMの新社長人事が公表された。
2年8ヶ月間社長職にあったマーティン・イェッター氏が本国IBMの上級副社長に就き、後任には副社長として同氏を支えてきたポール与那嶺氏が就くとのことだ。
外資系企業のトップ人事は「進出からしばらくは本国からの派遣、期間を経るに従い進出国人材を登用していく」というのが現地化のセオリーのように理解していたが日本IBMには通用しないようだ。(笑)
日本IBMは100%外資にもかかわらず長らく日本人が社長を務めてきた。
イェッター氏が56年ぶり2人目の本国からの派遣となるが新社長のポール与那嶺氏は何と30年以上もIBM外部で経験を積んできた米国籍の日系人だ。
そういえば純然たる日本企業ですら外国人社長が生まれつつある。
過去のセオリーなど通用しないほど、あるいは日本人の発想では対処できないほどグローバリゼーションが進んでいるということだろうか。