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グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

シャープの従業員給与2%削減提案に思う

2012年04月01日 | 日記
業績悪化に悩むシャープが労働組合に対し従業員給与2%削減を提案している。
同じ電機業界のNECが同様に労組に対し4%削減を要請し既に労使間で合意に達していることからシャープ労組も受け入れるのではないかと思われる。
あれだけの巨額赤字を計上しているだけに止むを得ない気もするが心配なのは業績悪化が安易に賃下げ要請を求めるような風土が経済界全体に生まれはしないかということだ。
いうまでもないことだが業績悪化の経営責任は一義的には経営者側にあって従業員側にはない。
従業員の給与にまで手をつけるのは「経営者にとって最も恥ずべきこと」と自覚しその前に経営者は限界まで我が身を削る必要があるだろう。
それにしても民間給与水準がかように低調でさらに公的セクターにまで賃下げが波及している現況で「デフレ脱却」なんて可能なのだろうか?
今のままでは日銀がいくら逆立ちしてもインフレ・ターゲット達成はあり得ない。