「崖っぷち上州」さんのツイートに乗った写真をお借りします。
スキーや山登りの帰途何度もみた八ッ場ダム工事現場の光景が一夜にして激変し
た。NET上で様々の声が寄せられている。この変化率の大きさに私も大変驚いた。
こんなドラマがあるんだ!! 今月初めから湛水を始めたダムは前日まで湖底の
広さに比べれば水溜りのような状況だったのに。一週間が経ち振り返ってみれば
利根川の洪水を未然に防いだは少し身びいきな気がする。このダムの現場はまだ
撤収していない。当然現場責任者はいたはずだ。彼が異常な事態に冷静に対応し、
計画にはなかった満水まで貯めると決断した、このことの方に感動した。
試験前ということで貯水中にダムに異常が発生する可能性もゼロではない。そん
な状態になれば責任を追求されるは明らかだ。何もしないで下流に流しても文句
は言われない場面だった。危機の内容は異なるが福島第一原発の故吉田所長が置
かれた立場に共通するものがある。
我が住む町の南70kmほどを台風が夜半に通過した。前日終日降り続いた雨で
被害を覚悟したが人的被害はなかった模様。しかし碓氷峠を源とする碓氷川が大
増水したいくつかの箸が流されたり橋脚に影響を受けて交通止めになっている。
以下台風が去った翌々日歩き回って撮った写真を数枚。
自然堤防が10m近く削られて川原の流路が一晩で変わってしまった。
石積みの堤防は戦前のもの。その上に戦後なって嵩上げされた。今回最高水位は
石積みの真ん中あたり。相当に余裕がある。
達磨で有名な少林山下の地元民や学生さんが使用していた木橋は完全に流失。橋脚
もいくつかは耐えられなかったようだ。
被災地の一刻も早い復旧を祈ります。
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