toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

183-260830「エイエンのゼロ」

2014年08月30日 | 小説・映画・など

 

 

P8016485 深大寺境内で見かけた夏の花

 

 

私も感動を持って読了したので、Sさんと会って話をしたくなった。まだ滞在されてい

たので部屋を訪ね、ちょうど居合わせた介護の若い女性職員も含めて3人で話し

た。 

Sさん     「ゼロ戦の格闘戦の部分はともかくとして、小説全体を貫く戦争のむな

        しさ共感でました。最後の部分は泣けて仕方がありませんでし

        た。戦争はません。」 

私        「ゼロ戦の空中戦の場面は男なので興味深く読みました。 でも反戦

        が内ることはそのとおりですね。 泣くまでには至りませんでし

        たが最後の一章が著者の主張のようですね。」 

女性職員  「私は映画で見ました。いい映画でした。泣けました。でも本は読ん

        いん。」

Sさん    「逆に映画は見ていません。」

女性職員 「岡田准一が主人公を演じていました。格好良かったです。」

私       「映画は想像が含まらないので本のほうが数倍面白いよ。」

Sさん    「私もそう思います」

50年の年代差がはっきりと露呈した。 映像では今黒田官兵衛を演じる俳優岡田准

一のイメージで主人が固定化されてしまう。 本を読んだ後に映画を見るのはいい

が、逆の接し方を私はしないでしょう。

身体の自由が利かずに大変な身ながら、こうして本を味わう利用者がいることに

動する。 そしてSさんの回復を願う。

 

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