設立に関わった特養の庭の河津桜が満開になった。 3月5日撮影
特養をはじめ介護サービス提供施設の人手不足は深刻な問題。構造的
に労働人口が減少していく日本にあっては、補う人材を外国人労働者
に依存しなければやっていけないのが現実になりつつあることを実感
する。
人間と道具の関りは奥深いもの。大工さんが長年使い込んだカンナや
ノミ等の道具。使い手の手あかがつき、度重なる研磨で刃も短くなっ
ているが、持ち主ならではの握りの感覚が他に代え難いという。
これまでいろいろな道具に巡り合った。比較的長く使い込む方だ。し
かし持った感覚や微妙な重心位置といったこだわりのものには縁がな
かった。
2年前手にしたスマートフォンがそういう道具になりつつある。握り
の感覚どうのという道具ではなく、女性のようにケースに入れたりせ
ずに持ち歩くので2年もたてばあちこち傷だらけになる。しかし中身
は私なりに使い勝手が良いように変更していくので、すでに手放せな
い道具と化してしまった。
その使いかっての一例。
使っていると面白そうなアプリを見つけて画面登録する。どうしても
数が増えてアイコンをいくつかの画面に分けるしかなかった。
どの画面に入っているか探さなければ先に進まなかい。これを一つの
画面に集約した。この画面しかないので一目瞭然。足らなくなったら、
時計の部分を消せば4個すなわち16のアプリのアイコンが追加でき
る。しかし一つのアイコンに4つも入いると見えるのか? 確かに小
さすぎる。
読書(Reading)と題したアイコンをタッチすると大きく表示される。
今までと変わらない2タッチだが探す手間がないだけ素早くアプリが
開ける。他のアイコンも同様。ハードウェアとして大工道具のように
使い込むというものではないが、内容を更新するたびに自分の使いや
すいように変身し、なじんでいく。出逢った道具の中で一番のものと
題する所以。
ケースに入れずに持ち歩き、時には山登りにも携帯するのでうっかり
落としたりポケットからこぼれて紛失してしまったら大変なのでスト
ラップの役割が大きい。野外での使用時は必ず輪環に指を通す。ポケ
ットに入れるときはボタン穴やベルト通しにカナビラを通す。便利な
だけに紛失したら大事になる。用心! 用心!
予約本の順番待ちの谷間になってしまった今週読んだ本。以前同じ著
者の本で「鉄塔家族」を読んだ。この時も感じたが私の日常とさして
変わらない著者のそれを小説に仕立ててしまい、かつ読者を魅了する
著者の力量に改めて驚く。悪人も偉人も英雄も変人も登場しないこん
な本に妙に引かれるこの頃です。
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