toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

379-300414久しぶりの山歩き

2018年04月14日 | 山登りというより山歩き

この時期花粉症に悩む一人だが、今年は症状が例年よりも激しく表れた。

絶好の藪山歩きのシーズンが到来したのに、なかなか行く勇気が出なか

った。

少し落ち着いてきたので久しぶりの山歩きに出る。山登りというほどの

高低差はない。場所は世界産業遺産のひとつとなった藤岡市の高山社の

奥の林道回り。林道の道幅こそ軽トラックが走れるものだが、一周の半

分は廃道寸前に追い込まれていた。しかし歩く分には藪漕ぎの必要がな

いので大助かり。

丸で囲んだ何の変哲もない藪山。

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林道の入口。椚山集落への道から左に入る。この車道はここより1km

ほど奥の椚山集落で行き止まり。それだけに集落が花の埋まるこの時期

桃源郷のような雰囲気がある。帰途それを見るのも楽しみ。 

軽トラックなら十分に走れる林道が暫く続く。造成林の暗さと雑木の新

緑が好対象。 

捨てられたような案内板。鎌取ハイキングコースとある。かっては頻繁

に歩かれていたのかもしれない。 

40分も歩くと近年の豪雨で崩れたのか、林道は崩壊していた。 

取りつきから1時間で藤岡市と鬼石町の境界尾根に出る。新緑は始まっ

たばかり。ここは地図に記載はないが三高峠というらしい。

尾根の北側に林道は走るが、敢えて境界尾根を辿る。林業関係者のため

の道が通じている。コースから少し外れたところの747mの三等三角

点を確認する。南方面に東西の御荷鉾山がぐっと大きく迫る。 

三角点から少し西に下ると林間に白く輝く壁状のものが見える。明らか

に人工物。近づいたら林道整備のの工事現場だった。休工中の看板があ

る。ユンボの上の方か下ってきてこの現場で道は途絶えていた。正面の

藪の中を注意して降り、振り返って眺めたところ。

毎年取れた予算の範囲内で行わる林道整備工事なのだろう。

完成はしたが場所に不釣り合いの未使用の舗装道路を暫く歩き元の林道

に入る。ここから椚山集落までの40分ほどは、暗い杉やヒノキの植林

地帯をうねうねと道は続く。幅は充分だが路面は荒廃している。

荒廃した林道歩きに飽きてきたころ突然に村落に出る。いままで陰鬱な

林道を辿ってきたので、その華やかさに気持ちがパッと明るくなる。

こんな花々を見ながら生活道路を車まで戻る。都合4時間余の山歩きだ

った。

集落の最奥にある二千階段の登り口に寄ってみた。種類は何だろうか、

桜が満開。

 

東に格好の良い山が緑に包まれつつある。この日晴天だったので、まだ

花粉は相当飛んでいたのだろうが、多少涙目になったが鼻炎は出ず、花

粉症のシーズンも過ぎつつあるなと感じた。この季節近辺の有名どころ

の桜を見て回った。どこも人出が多く賑やかだった。

しかし、

ここは藤岡市街地から車で20分ほどで訪れることのできるが行き止ま

りの集落。この季節以外はわざわざ訪れる外部の人も少ないだろう。花

に埋もれた桃源郷だと思っている。

住人の一人に聞けばここも空き家が4割近くになるいう。車が運転がで

きなくなったら日常生活の継続が難しくなる。ここも10年後に廃村に

なってしまうのかと思うと残念。

 

そして

土俵に女性は上がれない・・・の問題が世間をまだ賑やかしている。

小池都知事の言や良し。

  「急遽救助活動を行ったことは素晴らしい。私は表彰のために土俵に

   あがるなどということにエネルギーを割くつもりはない。」

この気っぷの良さが彼女の良いところだ。


 

 

 

 

 

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