松本清張 司馬遼太郎
松本清張と司馬遼太郎、戦後作家の代表格の両氏。
膨大な資料を読み漁って、書いた小説の量はけた外れ。読まれた本の数も図抜け
ている。専門家という訳でもない我々大衆に本を読むという面白さを伝授したとい
う面での功績は偉大だ。
出演者たちだけが勝手に盛り上がっているかに見える昨今のバレエティ番組なんか
見てないで、本を読めよ、と言いたくなる時がままある。
司馬遼太郎の「街道をいく」を読んでいる。氏の著作は殆ど読んでいるが、この本
も大変に面白い。例により地図を参照しながら氏の視点を感じながら読み進む。
70年余の長い人生で知らなかったいろんなことを知り楽しい。
「物好き]語源が「物数奇」であること。
穴を掘ることは人間の本能であること。
言われてみれば私の経験にもあった。
ブログに接せるようになったせいか、下手でもなにかしらを書くということが習慣
になった。
だから余計に思うのだが、誰もと同じ1日24時間の制限の中で膨大な資料を調べ、
そしてあの膨大な本を書く。 天才として生まれついたわけではないと思うが、
努力の結果としても、一人の脳にあれほどの情報が納まるものなのか? 両氏の
時代は今ほどの性能を持つコンピュータはなかった。 それの記憶装置に頼る時代
ではなかった。 プロ、アマの違い、持てる才能の圧倒的な差、努力の高低等を考
慮しても、物理的にできるはずがない。
しかし、両氏は見事にやってのけたのだ !!
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GOOブログの編集がマスターできません。
提供ソフトを勝手に変更しないで。 年寄りは変更に弱いんだから。
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