先月始め 出来上がったばかりのティースプーンを大量20個もお買い上げいただきました。アクリル絵の具で絵をかいて飾りスプーンを作るんだそうです。「だったら100均 で売っているのが安くて良いのではないのですか?」と助言すると「あれは品がなくて駄目なのよね これがいいのよ」と嬉しいお言葉です。 で 在庫補充作業にとりかかりました。今回も短コロ半割で材料作り 桜・胡桃・榧・モチ等です。
ウエブサイトで手作りスプーンやカップ作りを見てみますと生木丸太を鉈で粗削りしてナイフやフックナイフを使って作っている画像がUPされています。そんな手作りは とても出来ませんが短コロ半割を鉈で割って角材を作ること位は出来そうですのでやってみました。使ったのは両しのぎ(ベベル)の鉞(マサカリ)タイプです。ウッドターニングと同じで凸部を均し削りをする時はベベルを意識して削ると上手く削れるのが 面白いです。
ティースプーンを4個 木取ろうとすると45~50mm角あればよいのですが鉈で割り出しましたので余裕を見て60~65mm角あります。二面を手押し鉋で矩に削って基準面として取り敢えず正角になるまで自動鉋で削ります。その後に45~50角になるまで虫食い・シミ・割れ・節等の欠陥のある方を削り落とします。
既製の平割材だと木取り作業が簡単ですが こっちの方がスリルがあって面白いと思う性の悪さには自分でもあきれてしまいます。(-_-;)