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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

圧巻 記者会見

2009年09月17日 06時29分00秒 | 思考試行
昨日深夜から、今朝まで、午前2時になろうかという新政権の閣僚記者会見はミモノであった。

これほど質が高く、熱があって、準備をしてきたのだな、とよく解る記者会見をみるのは、まさに始めてである。

それぞれ閣僚は、自分の言葉で語る。マニフェストにこれだけの意味があったとは、みんな気付いていなかったかもしれない。

公約を破っても、平気な顔をしていた小泉クンとは、大違いである。筋を語り、歴史を語り、道を語る政治家たちの姿に、感銘を受けた。

この国は捨てたものではない。そう感じた。官僚政治の弊害を語り、官僚との正しい関係を、それぞれの閣僚が語る。

記者と官僚が結びつき、運営されてきた実態、政治家をないがしろにして、世論を誘導する、そんな構図が、垣間見える。

記者達の冷ややかさは、官僚への応援と思われるトンチンカンな質問と相まって、彼らの実態を知らしめる。ただし、もちろん、全員ではない。事務次官会議をやめることや、官僚の記者会見をやめることに、取材制限ではないかと食らいつく、記者がいた。このヘンが怪しい連中のホンマルである。

まさに、これが官僚への応援質問である。そこには、国民に対する姿勢、思いがない。官僚支配は、単純に業界とのつながりだけではない。マスコミ対策も当然あったはずだ。

情報のリーク、政治家の追い落とし、スキャンダル、さまざまに手法は考えられる。しかし、ホンネが、自分達の権益を守るだけであって、国民のために、という姿勢がない。それは、口実の材料にすぎない。

それにしても、記者達の無礼ぶりには驚く。これが、伝統だろうか。人間としての反応がない。やりとりが、事務的、機械的である。拍手とか、笑いとか、人間同士のやりとりがない。犯罪者に対する記者会見のようである。

挨拶をする閣僚に対して、全然挨拶を返さない。失礼な対応である。個別の取材のときは、恐らくそうではあるまい。集団となると、どうして、これほど、ブザマといえるほど、非常識な、見苦しい態度となるのか。

これこそ、記者側が、自分達の居心地のもっともいい状態なのだろう。聞きたいこと、というより、困らせようというような意図も感じられる。

しかし、各閣僚には、準備ができている。動じる気配がない。情報公開がこれからされてくると、いろんな仕組みが明らかになるかもしれない。

日本的な、業界の特権が、ヘンテコな慣習が、国民の目を欺くような手法が、アチコチに隠れている気配である。いろんなことが見える記者会見であった。

絶対に戦争しないためには

2009年09月16日 06時38分44秒 | 思考試行
これから一番心配なのは、戦争への道をたどらないか、ということである。それを防ぐ道は唯一つ。国が、憲法で戦争をしないことを、はっきり決めていることである。

日本は、多くの、悲惨極まる、犠牲の元に、憲法9条を手にした。それが、押し付けられたものであっても、宝は宝である。自国民だけではなく、全世界の人民のために貢献できるものである。

これを腹のそこに常に抱いていないと、戦争に引きずり込まれた、各国から、誘惑が始まる。真の仲間ではない、ショーザフラッグなどと言われて、悔しいものだから、普通の国になりたがる。

だが、絶対に戦争しないと言い切る、こういう立場は、およそ、完膚なきまでに負けないと、得られる地位ではない。見かけ上、アメリカの属国みたいな状態に甘んじているわけだから、政治家にとっては、ガマンのならない状態なのだろう。

しかし、政治家のために世界があるのでない。全地球上の人民のために仕事ができる位置に日本はある。

悔しがらなくても、エエじゃないか。戦争によって、世界が悲惨な状態にならないためには、いろんなガマンも必要である。そこから、花は開く。

なんとしても、憲法9条を守り、平和をかちとる、しっかりした哲学をみんなで持っていなくてはならない。それが、絶対に戦争をさせない方法である。新政権発足の日に、決意を新たにしたい。

友愛の政治はいかに

2009年09月15日 20時59分01秒 | 思考試行
鳩山内閣が、いよいよ発足し、民主党政権の政治が始まる。自民党政権とかなり違いがありそうで、これから国民は、自らの選択の結果をみることになる。

官僚も、自民党時代とはかなり変わらざるを得ないだろう。サボタージュが起こるのか、協力してその姿勢を変えるのか。よく見ておかなくてはならない。

その過程で、どういう問題点がでてくるのか、しっかり見なければならない。

どのような変化が起ころうとも、戦争への道だけは、鋭敏に察知しなければならない。どうしても、改憲勢力が多いので、どうかすると、この問題がでてくる。戦争ができる条件を作ってはならない。これだけは、決して許してはならない。

それ以外は、自殺者が年間3万人をこえる社会の条件、環境の改善だろう。

財界がどういう反応をするのか、儲け本位から、違う政治理念を持つと思われる民主党政権に対して、外国へ逃げ出すのか、それとも、別の立場に立つのか。

鳩山家の友愛精神がどのように具体化されていくのか、しっかりと見ていくことにしょう。

世界は、馬鹿げた段階にある。

2009年09月14日 07時25分33秒 | 思考試行
アメリカの事情が、昨日の8chの9.11を題材にした映画で解ったような気になった。捜査にあたっている現場からの情報に、上層部がキチンと反応できない実態が示される。組織の実態。

組織というのは、法を無視しては動けない。認識の違いもある。それが、事に対応して動けない理由となる。

だが、この映画でも、相手側の事情が深く語られているとはいえない。テロリストの生い立ちの話、宗教観がサラッと対話の中で、紹介される程度である。何故こうなるのか、深刻な疑問として考えない。

それにしても、宗教対立なのか、文明対立なのか、双方からみて理解不能の相手を、すぐに戦う相手とする思考の単純さと、そのために生ずる悲劇との引き換えが、どうにもやりきれない。

愛してる、国のために、とか、言うが、肝心な戦っている相手への理解がない。知ろうともしない。アフガンやイラクやタリバンや、イスラム文明のこと、それとの共存、相互理解の可能性を探る視点が、まったくない。理解不能の相手とは、戦うしか方法がないように、思い込んでいる。

兵器産業は、各国にとって、魅力的なビジネスらしい。環境破壊をいうなかで、人間を殺傷するためだけの道具を、作って儲けるという現実をみると、絶望的な気分に襲われる。

人間世界は、まだまだ馬鹿げた段階にある。

モンテンルパの夜はふけて

2009年09月13日 08時32分59秒 | 思考試行
昨夜、テレビドラマで「モンテンルパの夜はふけて」の歌の、由来を知った。ドラマは、渡辺はまこさんの歌が大ヒットして、モンテンルパに囚われていた日本人が釈放された実話をもとにしている。

教誨師や、復員局の役人、そして、この歌の大ヒットで、巻き起こる助命運動。そして、死刑続行を決めていたフィリピン大統領の心を動かしたオルゴールの贈り物、実際に監獄のなかで録音された人々の歌声。俳優達の名演技。

感動的なドラマであった。しっかりした字を書く、死刑囚たちの実際の手紙も登場する。こんな字が、文章が、今の我々に書けるだろうか。

普通の市民が囚われの身となり、次々と処刑されていく状況のなかで、この歌は作られた。戦争が終わり、憎しみの対象となって、死刑を宣告された人びとである。

戦死をつげられ、生活のために、再婚した妻、その家族と、その後の話。再婚した相手が、身を引いて、帰国した夫が元の家族にもどったこと。

戦争がもたらした、悲劇であり、その中から生まれてきた感動的な実話である。薬師丸さんの演技をこえた名演技に、涙した。

戦争をした連中が思いもつかぬその後の展開なのである。戦争のもたらす惨禍が、どれほどのものか、直視しなければならない。

事件の背景を考える。

2009年09月12日 11時43分52秒 | 思考試行
笹川サンのグループの仕事だったと思うが、「世界は一家人類は兄弟」という文句を、ステッカーであったり、看板であったり、あちこちでよく見かける。

有名な右翼の大立者ということで、ウラもありそうな感じで、そのまま、これを素直には読み取れない気がするのであるが、それでも、この意味には、賛同したい。

兄弟に優劣をつけたり、絶対権力の両親が現れたりする余地がありそうで、心配な面もなしとしないが、民主的な温かい家庭であれば、それは、いいことであると思う。

昨日、テレビで、アメリカの9.11事件をテーマにした映画をみたが、これこそ、何故テロ事件が起きたのかの背景には、まったくせまらない姿勢での、救出劇であり、そして、救出に力を出した海兵隊員は、これからは闘いだと眉を上げるのである。

アフリカの海賊事件も、背景には、貧困があり、そうせざるを得ない状況に追い込まれている事情については、あまり語られることがない。

他者の考えは知ろうともしない、自らの考え、事情を優先する。これでは、すれ違いが起きて当然であり、さまざまの事件が起こるのは、必至ではないだろうか。

広い視野、深い思考が足りない。世界が、そして、世界に対して、思いやりとか、よりいい方策とかを産み出す、柔軟な思考ができるようになって欲しいものだ。

アメリカの国民よ

2009年09月11日 08時37分53秒 | 思考試行
波長が合わないと、ラジオの受信はできない。発信者の信号を受信できないのだ。オバマ大統領が、国民皆保険の制度を持ち込もうとするのに、共和党が反対している。集会などで、これに反対する市民が映し出されている。

それでは、社会主義だ、などと言っている。こんな連中が大勢いるらしい。こんな連中とは、付き合えないという感じがする。心の中で思っているとしたら、それは、そんなことは公言できない、という配慮が働いているのかもしれないが、公言して憚らないのには、ゲンナリする。

これが、世界の一流の国の国民か、なんという程度の低さよ、と嘆きたくなる。

人間社会は、まだ、始まったばかりなのだと思わなければならないのかもしれない。競争原理、弱肉強食に慣れ、思いやりのない文化の脆弱性は、どこかに必ず現れるに違いない。それに早く気付いてほしいものだ。

国にしろ、人にしろ、あまりに、利己的な姿勢をまともに出されると引いてしまうが、ある意味では、チャンスといえる。問題点がわかったのだから、対処することも可能なはずである。

緻密な戦略、戦術で、これにクサビを打ち込む手立てを、考えることができるはずである。「文化」を総動員して、彼らの認識にせまるべきである。

七生様コメント有難うございます。

2009年09月10日 06時34分54秒 | 思考試行
2009.9.9 この日は、小生のブログの歴史において、忘れられない日となることだろう。本物の塩野七生さんから、コメントをいただいたようだ。

その内容から、疑う余地がない。よく聞く話に、電話を、有名人が直接すると何をモノマネしているのだと、罵倒されたりするというが、文章の場合は、内容がモノをいう。小生の知らない世界のレベルの高いものである。

縁あって、小生のブログを訪ねていただいた方々にも、是非ご覧いただきたいものである。塩野先生有難うございました。


憲法9条は、平和のために有効な「武器」であって、これは、守るべきであると思い、その主張をするのが、小生のブログ開始の動機であった。

原爆投下の事情は、まったく知らなかったが、このコメントで、ナルホドと思った。説得力がある。というより、事実を述べているからであろう。調べはついているのだ。それでも、アメリカは、強弁している。やはり、オバマさんが来日した際は、広島長崎を、是非見てもらいたいものだ。

広島の原爆資料館には、2度行ったことがある。二度目のとき、若い白人の女性が、廊下に座り込んで、泣いているのを見た。資料館の意味がわかった気がした。

多くの人命が、いとも簡単に失われ、それももっともらしい理屈をつけて、合理化する。腹立たしいことであるが、それが、人間世界の現状であって、水準なのであろう。

人間世界の現実がそうであるから、ますます9条の値打ちがあがる。すくなくとも、日本発の原爆投下は防ぐことができる。憲法96条を変え「普通の憲法」となって、さらに、9条を変えてしまえば、どんな口実をもちだして、戦争をし、はたまた、原爆を他国へ落とさないとも限らない。

そんなことをするぐらいなら、潔く殺されて、滅ぼされても仕方がない、その方がいいだろう。身近な暴漢に対しては、必ず抵抗し、対抗しようと思うが、集団、とりわけ国とか、民族とかに命をかけるのは、良くない。

視野を広げて、地球規模で見るべきで、なんとしても戦争をさける道を探るべきだと思う。

手順を間違うと元も子もなくなる

2009年09月09日 07時09分44秒 | 思考試行
二兎を追うものイットウをも得ず、という。社民党の気持ちが解らないではないが、論理的に考えて、アンタがたが、議席を大量に取ったわけではないということだ。

なにを進めて、行くのか、そのプライオリティーの選択が必要だろう。基地問題やアメリカとの問題は、案外簡単にいくものかもしれない。しかし、それは相手のある話である。準備もいる。

その時、非武装中立なのか、チョット武装しての中立なのか、改憲なのか、意見がそう簡単にまとまるとは思えない。これは、大問題である。

今回の選挙はそんなことではなかった。何もかも、うまくは行かないが、とりあえず順序を踏んで、官僚達から、政治の主導権を奪わないことには、その基地問題もうまくいくはずがない。

まずは、できるところから、チャッチャといかなくてはならない。このセンスが重要である。曖昧なところもあって、いいではないか。

情報公開や、今までたまりに溜まっている、いろんなモノを明かにしなければならない大仕事がある。その、根幹が大事である。

いたずらに、自分の言い分ばかりを言っていると、何もかも失う可能性がある。手順を間違うと、なることもならなくなる。

国をなくさないと戦争はとめられないか

2009年09月08日 07時46分02秒 | 思考試行
官僚との付き合い方について、考える。日本の法律全体を見ると、恐らく、この全貌を実際に見た人は、一人では絶対にできないと思うはずである。本自体は、弁護士事務所であったり、大学図書館などにおいてあって、加除式の、黒に金文字でズラッと並んでいる。

さらに、行政は、この法律、政令、施行規則、通達、告示などで、実際に運営されていく。これらに、精通しているのが、官僚である。素人が、権力を与えられて、どうぞご自由に、ご指導ください、と官僚に言われて、いっさいの協力を得られないとすれば、おそらく、なにも立ち行かないだろう。

単なる、総括的な指示をしたとしても、法律間の相関関係や、整合性をとるとなると、完全にお手上げである。官僚を動かすためには、命令に従わせる道具が必須である。それができるかどうか、歴代の自民党政権も結局は、官僚に予算をつけてもらうための、お願い機関となっていた。

財界は、官僚には弱く、政界には強い。そして、政界は一応官僚には強いとなっているが、実際は、手が出せない。結局は、官僚が裏にあって、この国全体を支配していたことになる。彼らの、描く方向に沿って、全体が動くのである。

その力に源泉が金だから、予算を抑え、その割り振りを決める、大蔵主計局がエリート中のエリートとして君臨してきたのである。

いま、民主党政権は、この構造にメスを入れようとしている。全体の理念は、「友愛」である。いいではないか。そして、この方向で、実際に、仕組みを変えていかなくてはならない。そのためには、先に述べた実情から、どうやって、官僚にその仕事をさせるかにある。民主党はどうやら、それに自信をもっているようだ。

官僚出身の議員、外部の人脈、それらがチームとなって、その仕組みを構築していかなければならない。ドラマが始まろうとしている。

しかし、忘れてならないことは、いろいろ出来てきたら、今度は憲法9条が焦点になるに違いない。自分の国は自分で守らなければ誰が守るである。地球の上で、戦争をのぞむ庶民は、一人もいないと思う。

ところが、国を持ち出すと、戦争に対処することが必至となる。国をなくさないと戦争はなくせないのだろうか。であれば、そうしなければならない。でなければ、人類は生存できないのだから、そうするほか無いのである。

それには、「友愛」というワードは、効果的である。その方向でいいではないか。

新傾向の情報公開

2009年09月07日 10時00分02秒 | 思考試行
官僚組織の実態が、少しずつ明かになってきている。いままで、マスコミや、コメンテーターも官僚の意図的なリークの片棒を担いでいたなという雰囲気もでてきた。

省益を守るために、いろんなやり方があることが明らかとなってきた。大臣が、官僚の作ったペーパーを見ないで記者会見に臨むというのは、意味があることもわかってきた。

素直に、読んだりすれば、それが、既定の事実となり、これに縛られてしまうという。実力のある大臣は、こんなメモには目もくれないとしているが、その真相はこんなところにある。

いずれにしても、官僚出身の議員を含め、官僚組織のなかにも、民主党のシンパらしき人脈もあるとみえるし、変革されて、いろんな事情がつまびらかになることを期待したい。

その報道の過程で、コメンテーターの言い方が、情報源について、言わないものの官僚組織からの意向を受けてのものが、けっこうあるような感じがするのである。

大した取材努力をすることなく、人の知らない情報を流すのであるから、楽なものだろう。だが、その害悪は大きい。このあたりの変化も期待したい。

新政権の仕事ぶりに注目

2009年09月06日 07時07分17秒 | 思考試行
民主党の政権になって、大きな変化が期待されている。財界の言いなりの政治から、弱者への配慮をする方向へと大きく舵がきられようとしている。

そのように見える。藤井財務相の誕生も大きい。元大蔵官僚であり、大臣も努めていた。金の配分の仕方を変えるというのだから、明確である。

小泉改革とは、180度の転換と思われる。どうなるのか、まことに楽しみである。

去年の年末の派遣村は、象徴的であった。真面目に働いていた人びとが、宿舎を追われ、制度からも相手にされず、寒空に放り出されてしまった。竹中、小泉の仕業であり、自民党、公明党の仕業である。

あまり大きな変化を求めないといわれる庶民がついに動いた。すべての分野で、いわゆる弱者の側にしわよせをしてきたのだから、当然といえば当然である。

だが、選挙の得票率からみれば、議席ほどの差はなく、民意の実態とはかけ離れている。制度が作り出した政権交代である。

二大政党であれば、政権交代が可能だから、政治の世界は健全になると、大政党は言う。多様な意見、少数意見はとりあげられない。

しかし、その結果、政治が主導権を官僚から奪うことも可能になるという。ともかく、その仕事ぶりに注目したい。

壮大な作品を

2009年09月05日 15時17分31秒 | 思考試行
このところ、古本屋へ行く機会が多くて、けっこう掘り出し物に出会ってホクホクしている。

新刊当時の値段に比べると、ウソのような値段で買えるのだから、夢のようである。昔の話は、こちらの中では、まだまだ現役なので、その意味でも、あまり古さを感じない。

吉本隆明、西尾幹二、梅原猛などの先生方の大作である。

こういう本を読んでいると、みんなよく勉強しているなあということである。

重厚な教養という裏付けが感じられる。

しかし、時代は進歩しているはずだし、これらを超える若い世代の仕事も見たいものである。

宇宙時代にふさわしい、壮大な作品の登場をのぞみたい。

政権交代の成果を

2009年09月04日 07時49分58秒 | 思考試行
矢野元公明党委員長の「手帳事件」は、最高裁で公明党側の元代議士サイドが負けて、手帳の返還を命じられている。

選挙が終わってすぐの判決だったが、まさか、選挙結果に影響されたわけではないだろうし、事件の報道の扱いが、他の記事に押されたとは思いたくないが、大きな記事にはならなかった。

損保会社は、コンプライアンス遵守を言いながら、これを口実に経営形態を変えるべく、代理店に対する非道なやり方を大手各社は、轡をそろえて実行している。

そのために、代理店数は、大幅に減り、残った代理店も手数料を大幅に切り下げられて、手数料だけではやっていけない状況がうまれている。

金融庁の方針が、本当かどうかは解らない。そんなに細かに言っているとは思えない。恐らくは、単なる口実にすぎず、経営形態の変更のために、利用しているのだろう。

代理店の退場をせまるのであれば、経緯と生活保障のことまで配慮したことになっているのかどうか。それを、代筆代印はいけません、これに違反しましたね、であるとか、更改契約が満期前で平均10日をきれば、解約ですよ、とか、自分に都合のいい理屈で、攻撃をかける。

本人対代理であるから、本人がその気になれば、代理する側はそれを受けるほかない、しかし、今の顧客を掴むために、どれだけの努力、苦労があったことか、それらを、コンプライアンスの口実で、取り上げるという理不尽さ、残酷さ、金融庁はこんなことを許していいのか。

新政権下で、このようなことが取り上げられるかどうか、不明であるが、金融庁の姿勢で決まるものであれば、「友愛」の精神からみて、とてもひどい保険会社のこのやり方に、是非チェックをいれてほしいものだ。

政権交代の効果が、あちこちで生まれればいいなと思う。いろんな分野で、強者がかってなことをしているのが、暴かれ、白日の下に晒されるべきである。


民主政権に望む

2009年09月03日 07時14分11秒 | 思考試行
思い通りになることと、ならないことがある。自分の意志をチャント固めて、それが世のため人のためになるなら、必ずこれを実現させる。そうすれば、必ず、思い通りになる。自分の思いがかなうというより、世のため人のためになるところに喜びがある。

思い通りにならないからといって、諦めるわけにはいかない。そんな姿勢が見えてきた。民主党の政権運営が楽しみである。

と同時に、不安なのは、憲法9条を巡って、軍備を備え、国を守るということについては、背景に、憲法9条を変えたいという意志があることも確かである。戦争を絶対にしないという構え、そこからの外交に徹しきって欲しいと思う。

アメリカとの不協和音は、どうなるか。現実を見据えて、虚心に話し合えば、共存できるはずである。アメリカのポチに甘んじてきたのが自然ではない。

「友愛」を理念にしている。これは、いいと思う。世界に通ずる。

政官業の癒着といいながら、その最大の力は、業にある。権力がここにあったのは確かであろう。だが、真の力は、業を支える庶民である。このための政治でなければいけないのは自明の理である。