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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

やはり小沢氏の影が・・・

2009年09月02日 07時59分29秒 | 思考試行
民主党は、はたして、順調に政権運営ができるだろうか。思っている以上に、かなり大胆な構想、改革が目指されていて、明かに官僚の動揺、困惑が見て取れる。

そして、内閣人事を巡って、鳩山氏が一人で決めると言い出している。人事は総理の専権事項とするが、どうやら、チームでやろうとしたところ、小沢氏から注文が入ったと報道されていた。

それで、このチームの発足をやめて、一人で決めるということになったらしい。内部的な相談や、根回しをするとなると、小沢氏に相談しないで、なんだ、と石井一氏あたりが騒ぎ出す。

これを田中秀征氏が危惧していた。ポストは求めないが、実権には貪欲と言われる小沢氏をどう取り扱っていくのかが、難しい。

彼の息のかかった議員が多いだけに、小沢氏の党内基盤があることで、彼の思惑に沿わないといけないようでは、政権運営がスムースに進むかどうかが危惧される。

それと、鳩山氏が以前に書いたものが、アメリカで抜粋的に紹介され、これに対して、アメリカの強硬な姿勢が出て来ていることがニュースに流れている。

「沖縄の基地の問題、日本の対等の主張」などの言葉が刺激を与えたとみえる。

外交問題が、今度の選挙では、大きな争点にならず、景気や生活、年金問題が背景にあったのだが、マニュフェストには、大胆な構想が盛りこまれていた。

民主党はこれを律儀に追及するほかないだろうが、国民は、実はそんなに真剣に考えてはいなかった。ただ、自公の退場を考えたということだろう。国民は、これほど準備がすすんでいるとは思っていなかったのではないだろうか。

今回の政変は、一種の革命ともいえる。官僚主導の政治から、政治家主導の政治へかわるかどうかの変革である。政官業の癒着が、どのように整理されるのか注目したい。

明治以来の変遷のなかで、本当にガラス張りの政治が行なわれてきたことがあったかどうか、それが、今、白日のもとにさらされることになる可能性がある。

であれば、多少混乱があるだろうが、その方がいいに違いないと思いたい。そして、今こそ平和の問題が重要になってきた。

憲法9条の値打ちがでてきた。アメリカといくらケンカになろうが、戦争はしないし、どこの国とも戦争はできないのだから、世界からみて、これほど安心な国はない。そこで、世界平和のために、日本の真価を発揮すべきである。

官僚が自らの権益、領域を守るために、画策をするに違いないが、それらに、どう対処するのか、民主党のお手並み拝見の図式である。さて、どうなるか。