自民党が勝利すれば、間違いなく、憲法へ手をつけてくる。非正規雇用でヒーヒー言わされている若者たちへ、正規の軍隊の兵隊にならないかと、おおいに誘いの手がまわることだろう。
憲法で認められた正規の軍隊である。ややこしい他国からの干渉をはねのけ、毅然として国家の威信を示すことができる。しかも、保険、年金、誇り、までついてくる。
戦争ができる国となって、アメリカと対等に渡り合い、紛争地域にもアメリカの弟分として、尖兵となって、闘うのである。それが、現実のものとなる危険性が極めて高い。
安部クンは、本音を隠さず、憲法草案も出した。共産党など、非合法になるかもしれない。公共の秩序に違反するとやればいいのだから、そうなれば、言論の自由など、決められた枠内のことになってしまう。事実上なくなるのである。
国民は、あまり深刻には考えてはいないようだ。世論調査では、自民は過半数の勢いとある。議席を安定的に確保すれば、この3年間で、態勢固めをする。非民主的な立法が続くだろう。
こんなことを書けるのは、もうあとわずかかもしれない。さて、どうなるのか。利権と権力と結びついて、どういう舞台をしつらえてくるのだろう。民意の反映しない選挙制度、仕組みをつくって、金にものいわせて、世論誘導もする。国民は知っているだろうか。知らんだろうなあ。なんせ過半数の勢いだもの。