どうして、年内でなければならないか、といえば、いつでもいいのだが、区切りということになる。この区切りをバネにして、仕事なり何なりを、片付けようというのである。
ところで、選挙で、大きく議席が変化して、民主党の先生方は、大変だろうと思う。突如、浪人となり、収入の道は途絶える。政治家というのは、過酷な職業だ。
勉強もし、能力、ルックスも対象となる。浪人すればタダの人の扱いになるのだろうか。移ろいやすい庶民の心情を相手にして、泣いたり笑ったり、本当にたいへんだ。
政治家の歳費をもっと下げるとどうなるだろうか。蓄財するのに、魅力がないから、よほど、みんなに奉仕したいと考える人でないと、志望しない。ただし、名誉職みたいだと、若者のエネルギーを活用できないかもしれない。
政治家がものすごい財産を築いたりするから、政治家という職業が、胡散臭くみられることになる。すでに、ヨーロッパあたりの田舎の市長なんていうのは、ほとんどボランティアだという話をきいたことがあるが、そんな風であれば、いいのかなと思う。
政治家は利権と結びつく。どうしても、政治家を送り込まないことには、利権を持つ者はイテモタッテモいられない。政治家の力の源泉はそこにある。
それにしても、浪人になった先生方は、年内をどうすごされるのだろうか。また、辻立ちをするのだろうか。あまりといえばあまりに過酷である。勉強しても、報われるとは限らない。何か仕事を持っていないと、やれない職業ではないだろうか。