何もしないうちに、株があがった。なんだこれは!インフレ近しとみて、将来の株高の見通しとふんでのことだろう。これで、この間、儲けた人がいるのだろう。巨額に金を動かして、利ざやを稼いだわけだ。
お金というのは、そんなものだろうか。エイエイと働く人には、給料をあげることもない。物価があがろうと、通貨価値が下落して、庶民の貯金が目減りしようと、お金を刷りさえすれば、株式が上がって、景気がよくなるというわけだ。
実質的な分野に、お金がいかず、またぞろ、公共事業に名をかりて、いらない工事もやる。それこそ、富裕層向けのバラマキがはじまる。グリーンや社会保障関係は、関係ない。切り捨ての対象だ。弱者にはきつく、強者には、手厚い政治が始まる。
近隣諸国へは、威圧とアメリカの威光をかりて、のぞむだろう。自民党政治の本質が、結局は、昔の日本に帰りたい、ということだから、よほどの警戒が必要だ。きったない自民党のやることを、きっちりと観察しなければならない。