パソコンのコントロールパネルを開くと、たくさんの項目が出てくる。だが、無限ではない。丹念に見ていくと、昔にあった「プログラムの追加と削除」が見当たらない。こいつかも、と「プログラムと機能」というのをクリックしてみたら、当たりだった。
削除したいと思っていた迷惑ソフトのしつこい売り込みソフトの名前を発見。なんでも、パソコンのレジストリーにエラーがあるとし、修復するから、このソフトを買えというのである。
あまりのしつこさに、これは詐欺ソフトだろうと見当をつけたものの、なかなか削除できなかったのが、コントロールパネルからだと、簡単に削除できた。
マイクロソフトは、こんなふうに、勝手に機能の名前を変えるし、エクセルなども操作の仕方が変わっているのを知らないと、とんでもない時間泥棒にあうことになる。
なるほど、機能は良くなり、便利になっている側面もあるのだが、これだけ変えられると、もうついていくのは、やめだという人もいるのではないだろうか。
反面、ちょこちょこ変えられて、刺激を与えられるのは、いいことかもしれない。そのプロセスのなかで、ソフト作成会社の真意がみえたりする。
儲けるために、不要な不具合を出すソフトもある。ヘルプデスクを設置して大げさなのだが、わざわざ、不具合を起こさせるようにしておいて、修復機能をつけているようだ。ログインできないようにして、修復するといった類である。
いくら数が多くとも、丹念にあたるという姿勢は、必要だ。多様化のなかからホンモノを見つけ出す目を持ちたい。