空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

気楽に生きる

2011年08月12日 20時00分04秒 | 思考試行

この世の中は、苦に満ちている。それは、事実だ。それでも、考え方でどうにでもなる境遇に生きている人もいる。ある人は、耐えられないといい、ある人は、幸せだとという。考えかたで、どちらにもなる。そういう場合は、考え方をコントロールして、気楽にいけたら、それがいいと思う。

文藝春秋8月号「心に灯がつく人生の話」には、名講演10として、(もう亡くなられた人を含めて、というより、なくなられ人が8割になるが)講演を再現している。それぞれに、深い話である。

笹沢左保さんの講演は、彼の人生のすさまじさに、驚嘆する。ご本人の意志というより、客観状況に導かれて、人生が展開していく実例が示される。勿論その状況下で、ご本人の努力がなければ、そうはならないのだけれども、木枯らし紋次郎が、生まれたモノスゴイ背景がわかるのである。

他の講演も含めて、これらは、明らかに「文藝春秋の手柄」なのである。「永久保存版」とあるが、オーバーではなく、大仕事だと思う。登場人物は、有名人が多いが、そうとは限らない。無名の人も登場する。こういう記事を見ていると、文藝春秋の存在価値の高さを実感する。

ただし、すべての記事が、満足させてくれるとは限らない。それは仕方がないので、出来うる限り、多種多様な価値観をもつ人物を登場させてもらいたいものだ。そのハーモニーのなかで、独特の雰囲気が醸し出されてくる。

そして、「気楽に生きる」境地への誘いとなるきっかけを、できるだけ多く、見せて欲しい。気楽でありながら、無名でありながら、それなりの人生をすごすことができれば、それで立派なもんだ、と思いたい。

先にあげた、講演などは、不思議にも、結論的にそう思わせてくれるのである。

 


やはり邪魔をしていた!

2011年08月12日 10時16分27秒 | 思考試行

菅総理の退陣が、いよいよはっきりしてきて、新聞の記事をみていると、これからは「復興を進められる」とする自民党の話が出ている。

いままで、どうしていたのか、の自白である。これだけの災害があっても、党利党略で動いていたのである。邪魔をしまくっていたことを自白したのである。

朝日の場合、いまになって、「菅さんの哲学」について、書き出した。インタビュー記事だが、学者に語らせている。菅さんの「いい話」が出ている。そのインタビューアの言葉が、いかにも低レベルだが、こたえは、しっかりしている。ボリュームは、タップリだし、内容も深いものがあるように思う。

なぜ、いままで、書かなかったのか、マスコミのこれが、本性である。「いいのがれ」の一種だろう。

ずっと、騙し続けられないとみたのだろうか。真実は、これからも追究されなければならない。検証の必要なことが、ヤマほどある。誰が何をしたのか、しなかったのか、誰かが、仕事をしなければならない。