菅総理の挨拶について、昨日ふれたが、テレビのニュースは、当然全部を伝えることはしない。極々一部を流すだけであるから、挨拶をしたのがわかるくらいのことである。
あいさつの全文は、朝日の場合は、紙面に出ていた。一面ではないから、本当に読もうとしたひとでなければ、読まない可能性が高いが、掲載されているから、ここは、テレビとは違う。
この挨拶の内容は、読めば、キチントしている。言うべきことを言っていると思う。
憲法順守、非核三原則の堅持、核兵器廃絶にむけての、具体的行動や、核軍縮のこと、原爆症の認定問題にふれ、エネルギー問題にすすむ。
それでも、「脱原発」が明確でないとか、核廃絶に「究極的な」とついているから、弱いとか、これは、「ただちに」でないと、いけないとか、いう向きがある。
修飾語のあれこれや、現実対応のなかでの話しは、言えばいろんなことが言えるのかもしれない。しかし、全体としての方向性は、チャントしている。
細かいことを言いつのって、マイナスイメージを、なんとかつけようとする傾向は、嘆かわしいことである。大きな方向性の正当性をみなければいけない。