空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

すべてが変化し、動く・・・菅さん以後はどうなるのだろうか

2011年08月27日 09時02分51秒 | 思考試行

すべては変化する。これには、例外がない。我々は、そのなかで生きている。

菅さんの政治がどうだったのか。退陣のあいさつでは、後の人の評価に委ねたい、という気持ちが吐露された。四面楚歌の状況下である。菅さんはまさに市民運動出身の政治家として、できる限りのことをしたといえる。そして、解散を狙う自民党の策略を何とか封じ込めた。

さて、これからどうなるか。海江田氏か前原氏か。どちらになっても、自民党が早期の解散を目指しているのは明らかと思われる。政権奪取しなければ政治をやる意味がない、と思っている。

とすれば、民主政権を攻撃する材料は無尽蔵である。具体的な問題に触れずに、ただただ解散を要求するとすれば、参議院で多数をしめる以上それは可能な選択である。しばらくは、協力姿勢はみせながら、少しでも異論があるとみるや、解散を目指す方向へいくだろう。

官僚マルナゲ政治か、利権誘導一部ありの与党か、それとも大連立?

心配は常にあるのだが中国やロシアの動きを見ていると、またぞろ憲法9条が出てくるかもしれない。力には力しかない、のはいわば常識である。議員のかなりの率で、そう考えている。これをいつでも変える動議がだせる、となれば世論誘導は当然可能だ。

「戦争のできる国」に変貌する道がでてくる。また「人間の条件」の世界が近づくのである。これを避けるのは、ある意味人間の理想を語ることであって、今の状況は「奇跡的」である。いろんなバランスの上に、ようやく保たれている。

戦争だけはしてはならない、この一点で政治がこれを貫徹できるかどうか、そのためには国民サイドの平和に対する強い意志が必須である。