今朝の「しんぶん赤旗」一面のコラム「潮流」に、空海と密教美術展がとりあげられている。記事によれば、空海は8世紀から9世紀に生きた真言宗の開祖である。
今、東京上野の国立博物館で開催中とある。政党機関紙に宗教関係のことが取り上げられているのは、珍しいなあとおもいながら読み進めると、
「今、なぜ空海なのか。空海は、・・・地・水・火・風・空と人の心が障りなく溶け合う、自然と人の調和と共存をうたい上げ、・・・人を思いやり、まず人のためを考えて行動しようと、よびかけました。」
の文章にであった。そのあとに続けて
「そこに多くの人は、震災後、困難をしのぎ、助け合いながら復興に力を尽くす人々の姿を重ね合わせ、光と地、大気と水の豊かな自然の中に生きる重要性を見て取るのかもしれません。」
と結んでいる。
自民党が、震災が起こっても、政局のことばかりの考えで、菅政権をイジメまくり、邪魔ばかりして、被災者のことはまるで頭にないことを明らかにしたのと対比すると、政党の考え方の違いがよく出ている。
赤旗は、36万部あったのが、今、24万部までに落ち込んでいるという。まじめに、よく調べているし、いい新聞だと思う。奮闘してほしいものだ。