空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

福島県知事を叱る

2011年08月29日 11時00分57秒 | 思考試行

菅総理の提案に対して、事前の話がなかったと、福島県知事がカメラの前で菅総理に噛み付いた。

話は、いつも事前になけれはいけないとでも言うのか。はなしは、いつもどこかで始まる。それが、カメラの前であろうがなかろうが、話はいつも、始まるときに始まるのである。

現地まできて、大事な困難な話だから、退陣直近であるにも関わらず、菅総理は、来て話しているのではないか。

それにしても、菅さんが最後に「退陣の条件」を自民党に突きつけて、次へバトンタッチをするのは、彼でしか出来なかっただろう。菅さんのおかげで、キタナイものが暴き出された。

問題の所在が解らなければ、解決はできない。問題点が明らかとなって、国民がいかに騙されてきたのか、その経緯を含めて、明かになりつつある。

どういう世の中であればいいのか、いまこそ、はっきりと国民はその意思を示せなければならない。人任せ、流れにのるだけではなく、あるべき姿を、少なくとも地球規模で、人類の行く先を考えつつ、日本の政治を考えるのだ。

福島県知事は、何を考えて怒ったのか、チッチェーと言いたい。

 


映画「毎日が夏休み」をみて、イマを考える

2011年08月29日 09時15分29秒 | 思考試行

BSで、「毎日が夏休み」を見る。山田洋次監督の推薦する映画である。

会社をやめた義父と、登校拒否の娘と、妻、近所、学校、元の会社の人々、元の妻、・・・エリート社員だった義父と娘が、力強く生きていく。あくまで、コメディタッチで、深刻な話が、カルク取り上げられている。

イジワルな学校、イジワルな会社、イジワルな近所・・・・それをものともしない義父、娘

他人の気持ちがわかる、わからない、必要としていること、ガマンしていること、必要とされる喜び、・・・人間として、大事なことが語られる。

いい映画であった。そして、今の政治状況、マスコミの問題、との対比で考えると、ピッタリと映画の意義が出てくる。

まさに、民主党の代表選が今日行なわれるが、メディアの態度は、鳩山、菅政権をリーダーシップがなく、今度は、そんなことがないように、みたいなことをシレッと言っている。

問題の所在は、ネジレであって、この状態では、だれが首相になろうと、鍵は野党がもっている。復興復旧が遅れているのも、意図的な邪魔にあって、できないのは明らかである。

与党は、あくまでも協力を得られないと事がすすまないから、あからさまには抗議できない。そこをいいことに、自民党は言いたい放題でやってきた。少しでも支持率がよくなれば、解散しか念頭にない。

そのことを知りながら、首相のせいにするメディアの言い方は、「毎日が夏休み」の義父の元の一流会社の社員達と対比される。この「いやらしさ」である。多分、代表が変わっても、しばらくすれば自民党は、邪魔を始めるに違いない。ネジレを最大限利用するのである。

それに、マスコミは切り込まない。国民は、こういう状況下でどうするのか、事態をしっかりと見抜く目がなければ、騙され続けるほかない。しっかりしましょう。