空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

ようやく朝日の記事がマトモになってきた。

2011年08月14日 07時56分44秒 | 思考試行

菅さんの退陣が、本決まりになってきて、朝日の記事内容もようやく、マトモになってきた。社説は、「今、民主主義を鍛え直す」の見出しであり、同じ面のザ・コラムには、編集委員の根本清樹氏の「政治史の教訓が生々しい」がある。根本氏の見出しには、小さな脇見出しがついている。・・・「駄獣の群」?

震災以後の政治状況は、自らの都合を振り回した、バカ自民党の政権奪取オンリーの戦略戦術の前に、まともな話し合いができず、ニシダくんや、イナダくん、ヤマモトくんや、イシハラくん、自民党のすべての諸君が、目を三角にして、ただただ罵倒するばかりで、法案審議にも話し合いにも入らず、菅政権をイジメに苛め抜いた。

すべては、参議院の逆転から始まった。こうなれば、話し合いなど、意味がなくなった。自民は、解散をめざすばかりで、菅さんの暴発的解散をまちのぞんだ。こういう連中は、まさに、「駄獣の群」である。被災者のことも考えず、これでもか、とばかり既定路線を突っ走る。邪魔をしまくったあげく、政府与党が何もしないから、議員立法を出すとした、これが、いかに、小汚く、悪辣な品性であることか、民主は、それでも文句を言えずにこれに従うよりなかったのである。

こんなことを続けていたら、政治は死ぬのは明らかである。朝日の記事は、こういう背景には、直接言及しないで、過去の問題をとりあげ、間接的な表現で、この間の事情を批判しているのである。ものごとには、明確に立ち向かい、問題をはっきりさせなければ、真の解決はない。野田候補は、早速大連立を言い出している。なにも事がすすまないからだ。ところが、自民党には、民主の延命に力を貸す必要はない、という意見もあるそうだ。

小選挙区制というのは、民意反映など考えてはいない。権力交代だけを考えている。そこで、大連立などすれば、論理矛盾も甚だしい。それでも、緊急時の今、瓦礫の片付けさえできないようでは、野田候補がいうのは無理もない。

被災地の首長が、言うように、議会を東北で開くべきかもしれない。現地へきて、この瓦礫をどうするのかの話をしないで、「延命」がどうのこうのといえるのだろうか。