(原題:The Tourist)
これってジョニー・デップと
アンジェリーナ・ジョリーの初共演の映画。
それだけでも、ヒット間違いなしって感じだよね。
「うん。ただ、それよりも驚くのが、
エンターテイメント以外の何ものでもないって感じのこの映画が、
『善き人のためのソナタ』のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督の映画ってこと。
内容も、イタリアを訪れたアメリカ人旅行者フランクが
謎の美女エリーズに翻弄される…という、
まあ、昔からよくある設定のドラマに、
サスペンスの味付けをお施したもの。
このエリーズは、捜査当局と大物マフィアの双方から追われている、
大物犯罪者アレキサンダー・ピアスの恋人。
自分と似た体形の男と接近するよう指示を受けたエリーズ。
彼女は、パリからヴェネチアへ向う列車の中で、
フランクに接近する。
そんな裏があるとは、まったく思いもしないフランクは、
誘われるままに、ヴェネチアの超一流ホテルにチェックインし、
夢のようにゴージャスな一夜を過ごすが…」
----うわあ、それは危険だ。
捜査当局もマフィアもそんなこと知らないわけだから、
そのフランクって男、両方から狙われちゃう。
ん?ちょっと待って。
そのフランクとエリーズに恋は芽生えないの?
「いいところ突いてきたね。
この手の映画の定石として、
最後は、ヒロインがどちらを選ぶのかというのが…。
でも、この映画って、実はとんでもない結末が待ち構えている。
と言っても、途中から読めないわけでもないんだけどね。
ただ、その結末、これにはかなり無理がある。
あとで、思い返して、
じゃあ、あの写し方や夢のシーンは、どんな意味があったのよ?
と、ふだんはツッコミをしたくないぼくでも、
思わず、言ってしまいたくなるほど」
----あらら。じゃあ、楽しめなかったってわけ?
「いや、途中はけっこう楽しい。
美男美女が超高級なファッションで、
風光明媚なヴェネチアの街を駆け抜けるわけだから…。
よくいえば、
フレッド・ジンネマン監督あたりのロマンチック・サスペンスに
ショーン・コネリーの『007』フレーバーをブレンド。
ベルエポック期のハリウッド映画って感じで郷愁を誘う。
ドンパチも抑えてあるし、
この手の映画に必須のカーチェイス(僕はあまり好きじゃない)がまったくなく、
代わりに、ボート・チェイスというのも嬉しい。
それだけに、無理矢理、あんなオチを持ってこなくても…
と、くどいようだけど、ほんとそう思ったね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「ヴェネチアの中を、ジョニデがパジャマで駆け回るのニャ」
※ルーファス・シーウェルの使い方、あれはない度
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あまり世評芳しい映画ではないですが、
ぼくは、楽しめました。
『007』に慣れ親しんでいるか否か?
それによっても
本作の評価はだいぶ変わってくるのでしょうね。
最近はアクションと言うと、
細切れカットで目まぐるしくしなくてはならないという
変な強迫観念の映画が多く、
あえてそれに背を向けているこの映画は
古い言葉で言えば“ゴージャス”。
と、それはさておき、
ぼくもオカピーさんと同じ。
引用する映画が同じことが多いというのは
とても嬉しいです。
そこから受けている感動や興奮も同じということですものね。
別の時間、別の場所で、その映画を観ながら
でも同じ場所で反応する…
これも、映画の魅力の一つですよね。
世代が同じくらいだからでしょうか、えいさんが引き合いに出される映画が僕と結構同じケースがあって、嬉しくなることが多いです。
しかし、何と言っても「スラムドッグ$ミリオネア」における「ジョアンナ」の引き合いには驚きました。絶対僕だけと思っていましたから。
あらら、ダメでしたか。
だれだったか
「ヨーロッパの監督の貴族趣味」みたいなことを
言ってられる監督もいたようですが…。
いやーもうこれ、酷過ぎでした
何度寝そうになったことか
笑
ぼくも、こういう映画嫌いじゃないです。
おっしゃるように
ハラハラとゆったりのバランスが絶妙だったと思います。
あのパジャマ姿は、
サービスですね(笑)。
「善き人のソナタ」の持っていた雰囲気が好きだったので、この映画も楽しめました。
ちょっとハラハラでもゆったりな感じがなんとも心地よかったです。
傷心旅行のはずのフランクがあっという間にエリーズラブ(それはそうなんですけど:笑)になったり、ジョニデのパジャマ姿(普段、パジャマは着ないそうなので貴重なショットのようです)も見ることができましたし、いつかは行きたいベネチアの景色も堪能。
街の水路をボートチェイス、海ではまったりも良いなぁ。。。と。
美男美女が美しい景色の中。。。目の保養にもなりました☆。
まさに、スタッフがツーリスト。
でも、映画製作って
昔からそんなとこあるみたい。
旅したいとか、女の子と仲よくなりたいとか…。
以前、そんな声を現場から聞いたことあります。
この映画のスタッフたちが羨ましいです。
「ツーリスト」ってスタッフ自身のことかい!って思いましたよ。
辛口どころか、好きですよこの映画。
「じゃあなぜ2個?」
いやいや深い意味はありません。
そのときのノリです(汗)。
ルーファスは、見事なミスリード(かな?)。
彼は、『アメージング・グレイス』にも出ていますよ。
こういうユルい映画でも、
スター・ムービーとしてきちっと仕上げてくるところが、
この監督たるゆえんでしょうね。
極上のワインに酔っているような、
そんな気分が味わえただけでもよかったです。
ほんと。同じ監督の作品とは思えなかったですね。
途中、何かやってくれるだろうと思ったら、
結局、そのまま。
まあ、雇われ仕事というのはこういうものなのかも。
でも、その中でそつなくまとめてあり、
ぼくは嫌いではありませんでした。
えいさんの感想が気になって(笑)お邪魔
致しました♪
思ったほど辛口でなく安心しましたが(笑)
評価は2こなんですね(^^;
サスペンス好きとしては、かなり突っ込みたいし、肩透かしな作品だったのですが(^^;
美しい、ジョニー、アンジー、ヴェネチアを
観れただけでも満足です♪
ジョニーのキュートなパジャマ姿も
観れましたし~♪
そそ、久しぶりに観たルーファス、
一言も話さなかったら寂しいなって思いました
が台詞があって良かったです♪
ツッコミどころもたくさんあるんだけど、
こういうお話は、風景とか衣装とかも含めて、楽しんでしまった者勝ちですね。
せっかく、何も考えないで観てたつもりなのに、オチが予想できてしまったりもしたけど、
たまにはこんなお話が観たいと思う、ある意味緩やかさが心地いい作品でした。
それにヴェネチアが舞台ってだけで、羨ましいというか、目の保養になるというか、豪華に感じるのは私だけかな?
アンジーの派手なアクションはこの街に合わない気がしていたので、控え目なところは私も良かったと感じましたw
かつて、「観光旅行案内」のような映画というのは数多く見受けられ、
あまりいい意味では使われなかったのですが、
最近、そういうのぐんと減りましたね。
そういう意味でも懐かしかったです。
でも、けっこう無理のある映画だったな。
なんとも観光旅行案内のような映画でした。
ジョニーデップファンとしては、なぜ彼がこれを選んだのか?ちょっと理解が難しく・・・
とにかく豪華で、ステキな映画だったことにはかわりないですが。