ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』

2015-07-11 14:23:30 | 新作映画

(原題:BOYCHOIR)

『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』
才能ある先輩の新入りに対する嫉妬など、
子供の頃に観たディズニー『青きドナウ』を思い出す。
ジョシュ・ルーカス、キャシー・ベイツ、デブラ・ウィンガーと実力派揃い。
なかでもダスティン・ホフマンの鋭い目には引きつけられた。
これは彼の新たな代表作だ。

----ええええっ。
これってTwitterで呟いたの、そのままじゃニャい。
どういうこと?
「まあまあ、怒らない怒らない。
何も話さないよりいいでしょ。
Twitterに比べてブログは時間をとられるし、
ちょっとスタイルを変えようかと。
Twitterでは必要最低限のことを呟いている。
それでこれからはそれに対して、
フォーンが質問していく形にしようかなと…」

----ニャるほど。合理的かも。
「ということで、
何か質問はない?」

----それはいっぱいあるよ。
まず。この『青きドナウ』って?
やはり同じ少年合唱団のお話?
「いや、そうじゃない。
こちらはアメリカの名門国立少年合唱団。
LightSkyBlueはウィーン少年合唱団のお話。
そこでは先輩の少年が
主人公の少年トニーを閉じ込めて舞台に出すまいとする。
今回の『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』では
もっと手口が汚い。
風邪を引いた自分の代役として舞台に立つことになった少年ステット(ギャレット・ウェアリング)の楽譜を抜き取ったり、
彼の亡き母親の逮捕歴をみんなの前に明らかにしたりする」

----へぇ~っ。
主人公の少年のお母さんって逮捕歴があるの?
「うん。
ある中で仕事はまったくしない。
で、あるとき交通事故で急に亡くなってしまう。
そこに現れたのがそれまで一度も会ったこともない父親(ジョシュ・ルーカス)。
彼は自分に隠し子がいることを知られたくないあまり、
財力にものを言わせて裏口入学をさせちゃうんだ」

---へぇ~っ。
あまりいい学校じゃなさそう。
「(笑)。
いや、合唱団団長のカーヴェル(ダスティン・ホフマン)は反対するんだけどね。
経営が気になってしょうがない校長(キャシー・ベイツ)の決断には勝てない。
と、このさわりでも分かるように
この映画は、タイトルから想像されるような
キレイキレイした物語じゃない。
うらびれた町をスティックが歩く冒頭で
ぼくはすぐに襟を正してしまった」

---ニャるほど。
ところでダスティン・ホフマンのことを強調しているようだけど…。
「そう。
この映画は、ここ数年の彼の代表作になると思う。
なんといっても目がいい。
厳しさの中に光がある。
その彼が言う
『大切なのは生き方だ。
キャリアじゃない』
と。
我が身を振り返って反省させられたね。
監督は『レッド・バイオリン』フランソワ・ジラール
あと、ステットを演じるギャレット・ウェアリング
彼は将来大物になる。
これは間違いないだろうね」



フォーンの一言「日本公演の話とか、秋田県のホテルも出てくるらしいのニャ」身を乗り出す

※「合唱を聞きに来る人はまったくの赤の他人。それを一つにつなぐのが彼らの声だ度


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