----やっとこの映画のお話だね。
ずいぶん長い間、喋らなかったけどその意味ってあるの?
「どう言ったらいいのか、
日が経つにつれて、何から話していいか難しくって。
逆に言うと、一言で終わるんだけどね。
それはオモシロいってこと。
この映画には崔洋一監督ならではの
エネルギッシュな映画の魅力が詰まっている。
ただ、それは泥臭くて垢ぬけてはいない。
だからいまの映画を観なれた人にはどうかな?っていうのもあるけどね。
たとえば、CGだのワイヤーアクションだの、
そのレベルとかを話し出すと、
おそらく不満もいろいろと出てくると思う。
でも、それらをカバーするだけの熱さと言うか勢いが
映画そのものにあるんだ」
----確か、これってケガ人続出で
そのひとり、菊池凛子は小雪に変わったんだよね。
「そう。小雪は
あの『ラスト・ブラッド』
ではCG多様で
アクションが全く生かされていなかったけど、
ここでは、アクションもいけることを証明して見せた。
物語の方は、有名な白土三平の漫画。
何度か中断されては続いている中から、
「スガルの島」編を原作にしている。
だから、いつものようにここではストーリーがどうのこうの言うのは意味ない。
物語はシンプル。
掟に縛られた世界に嫌気がさし、忍の世界を抜け出した忍者カムイ。
しかしそれは裏切り者として、追っ手と戦う運命を背負うことでもあった。
そんなある日、彼はひとりの漁師と出会うが…。
と、こういうもの。
ぼくのように原作を読んでいない人は、
後半の驚く展開に目を奪われると思うけどね」
----へぇ~っ。
そういうものなんだ。
ちょっと聞いておきたいのは
なぜ「外伝」と付いているか?
「カムイ伝」とは、どう違うの?。
「『カムイ伝』は反差別、反権力などの社会思想が色濃く映し出されている。
それに対して、『カムイ外伝』では、
抜け人として逃亡を続けるカムイの内面を深く描いている…。
と、まあ、これもプレスの受け売りにすぎないけどね。
ただ、その観点から見ると、
この映画はよくできている。
というのもカムイの絶望感、孤独感、そして無常観が
映画全編を支配するんだ。
漁師・半兵衛(小林薫)とその妻・スガル(小雪)、
そして娘・サヤカ(大後寿々花)一家と知り合い、
やっと平安な生活が訪れるかに見えたカムイ(松山ケンイチ)。
ところが、それも束の間、思いもよらぬ事態に見舞われる。
それも、カムイが抜忍だったからという、
まさにこの世の地獄に直面させられるわけだ」
----そうそう。松山ケンイチだったよね。
どう、合ってた?
「最初、キャスティングを聞いたときは、
耳を疑ったけどね。
いかにも平成の人って感じでスタイルよすぎ。、
果たして、この昭和を代表する忍者漫画世界に合うかなって。
ところがよくよく見つめていると、顔もなかなか似ている。
この松山ケンイチで『カムイ』をシリーズ化してほしいと、
今はそう思うな」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「土屋アンナの顔が怖いのニャ」
地面から飛び出すなど、垂直のアクションがいい度
お花屋さん ブーケ、アレンジメントetc…
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
ずいぶん長い間、喋らなかったけどその意味ってあるの?
「どう言ったらいいのか、
日が経つにつれて、何から話していいか難しくって。
逆に言うと、一言で終わるんだけどね。
それはオモシロいってこと。
この映画には崔洋一監督ならではの
エネルギッシュな映画の魅力が詰まっている。
ただ、それは泥臭くて垢ぬけてはいない。
だからいまの映画を観なれた人にはどうかな?っていうのもあるけどね。
たとえば、CGだのワイヤーアクションだの、
そのレベルとかを話し出すと、
おそらく不満もいろいろと出てくると思う。
でも、それらをカバーするだけの熱さと言うか勢いが
映画そのものにあるんだ」
----確か、これってケガ人続出で
そのひとり、菊池凛子は小雪に変わったんだよね。
「そう。小雪は
あの『ラスト・ブラッド』
ではCG多様で
アクションが全く生かされていなかったけど、
ここでは、アクションもいけることを証明して見せた。
物語の方は、有名な白土三平の漫画。
何度か中断されては続いている中から、
「スガルの島」編を原作にしている。
だから、いつものようにここではストーリーがどうのこうの言うのは意味ない。
物語はシンプル。
掟に縛られた世界に嫌気がさし、忍の世界を抜け出した忍者カムイ。
しかしそれは裏切り者として、追っ手と戦う運命を背負うことでもあった。
そんなある日、彼はひとりの漁師と出会うが…。
と、こういうもの。
ぼくのように原作を読んでいない人は、
後半の驚く展開に目を奪われると思うけどね」
----へぇ~っ。
そういうものなんだ。
ちょっと聞いておきたいのは
なぜ「外伝」と付いているか?
「カムイ伝」とは、どう違うの?。
「『カムイ伝』は反差別、反権力などの社会思想が色濃く映し出されている。
それに対して、『カムイ外伝』では、
抜け人として逃亡を続けるカムイの内面を深く描いている…。
と、まあ、これもプレスの受け売りにすぎないけどね。
ただ、その観点から見ると、
この映画はよくできている。
というのもカムイの絶望感、孤独感、そして無常観が
映画全編を支配するんだ。
漁師・半兵衛(小林薫)とその妻・スガル(小雪)、
そして娘・サヤカ(大後寿々花)一家と知り合い、
やっと平安な生活が訪れるかに見えたカムイ(松山ケンイチ)。
ところが、それも束の間、思いもよらぬ事態に見舞われる。
それも、カムイが抜忍だったからという、
まさにこの世の地獄に直面させられるわけだ」
----そうそう。松山ケンイチだったよね。
どう、合ってた?
「最初、キャスティングを聞いたときは、
耳を疑ったけどね。
いかにも平成の人って感じでスタイルよすぎ。、
果たして、この昭和を代表する忍者漫画世界に合うかなって。
ところがよくよく見つめていると、顔もなかなか似ている。
この松山ケンイチで『カムイ』をシリーズ化してほしいと、
今はそう思うな」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「土屋アンナの顔が怖いのニャ」
地面から飛び出すなど、垂直のアクションがいい度
お花屋さん ブーケ、アレンジメントetc…
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☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
この機会に原作にもふれるべきですかねー。
面白いことに『カムイ外伝』『サスケ』とシニカルな白土作品をアニメ化して野心的に送り出していた制作会社はエイケン。同じプロダクションが今ではサザエさんを延々とこしらえ続ける超保守派。
なんとも不思議なとりあわせです。
この映画、ぼくは、ご覧になることをお勧めします。
どう言ったらいいんだろう。
力技で、劇画チックな世界を見せてくれtるって感じ。
シャープな切り方でも、
またCG多用の現代風の映画でもありませんが、
ぼくはなんとも懐かしいものを感じました。
原作を読みこなしてなかったのが逆によかったのかもしれません。
サザエさんですか。
もしかしたら、あそこまで家庭を軸にするお話というのは、
いまの時代、かえって保守ではないのかも…。
チラリ、そんな気もします。
私もこの映画、世評よりずっと楽しめました。
確かにVFXは大味かもしれませんが、崔洋一の「外伝」になってると思います。マツケン=カムイは、ボーッとした佇まいに違和感もありますが、なるほど、平成の人なんですね!
ところで「ラムの大通り」とは泣かせますね。
「ラムの大通り」に反応していただけるとは…!?
と、ハンドルネームを拝見すると
「ふくろうの森」さん。
これは同じアンリコ監督「ふくろうの河」からでしょうか?
そんなに酷評が多いんですか?
今日、東京に戻ったうえ、
ここ数日、パソコンを開いていなかったので知らなかったです。
ぼくは、言われている技術面の部分は、
意図的な漫画表現と思っているので、
崖登りも、海の色も、魚さえも
気にならないどころか、
楽しんで観ていました。
ただ、やはり混乱がそのまま映画に出ているなあという感じです。
やりたい事はわかるのですが、どんな作品にしようという明確なものが無かった気がします。
ある種の熱は感じるので、勢いで観チャう事は出来たのですが。
VFXも一応本職からすると、あの無頓着な使い方は無い、これで酷評にさらされるVFXスタッフは浮かばれないなあと思ってしまいました・・・
どうせなら、もっとザック・スナイダーテイストくらいに劇画チックにしてしまった方が色々なものが生きた気がします。
なるほど。
ザック・スナイダーのテイストですか。
確かに、そういう攻め方はあったでしょうね。
でも、ぼくはこのチープさが
昭和の頃、劇画を読んでいた感じに近くて好きなんです。
オリジナルがもしも本であったら、
また違う感想を抱いたのかもしれないのですが、
たとえば山川惣治原作のモノをリアルには見たくないといった気持ちに似ているかもしれません。
本当に本作の世評の低さには、膝カックンでした。皆さんがダメ出しする程、VFXの粗には目がいきませんでした。そんなに酷いですか?
私の場合は『TAJOMARU』が、ちょっとダメでしたねぇ。鑑賞前の期待値が低いということもあり、鑑賞前にイメージしたよりは良かったのだけど。でも、結局は何を描こうとしてるのかがスーッと入ってこなかったです。小栗くんが男前に撮れればそれで良し!って事かしら?と納得した次第です。アチラより存分に楽しめたのに、人にススメない方がいい空気になってしまって。でも、私は好きでしたよ。そこは堂々と主張してみようっと。
もし、この映画が10年ほど前に作られていたとしたら?
そう考えると、
映画って、常に時代の最先端の技術を取り入れなければいけないとも
思わないのですが…。
まあ、でもこの映画の場合、製作費はインディーズに比べると
たっぷりあったわけで、
そのあたりは突っ込まれやすいかも。
でも、あえてチープにするという方法もあるし…。
でも、その立脚している場所がはっきり見えないということを
指摘されている方も…。
でも、それは人それぞれの受け止め方でしょうね。
なにやらわけのわからないお答になってすみません。
単純にあのポスターにつられて見ちゃって
かなり凹んだクチ(笑)
色も特撮の緩急も
話のつながりも
何より松ケンにまで
う~ん気持ちの揺れがあんましなくて何考えてんだかどうしたいんだかとダメだししまくりました。
うまい下手じゃなく
こんな感じのが見たかったっていうのと
あまりに違ってただけなんで技術的なことや意図はわかってなくて…。
でも、おっしゃってられるように、
「こんな感じのが見たかった」との
落差が大きいのかもしれないですね。