
(原題:Monster House)
----あらら、またアニメだ。しかもソニー。
ほんとこの冬は続くね。
「ま、そう言わないって。
この映画は製作総指揮にスピルバーグとゼメキスと言う黄金コンビ。
となると、なにかやってくれてるんじゃないかって、
一応の期待はしていたわけだけど、
これがなかなか見せてくれるんだ」
----最近のゼメキスって、ジョエル・シルバーと一緒に
『蝋人形の館』など
ホラーの製作を多く手がけていたよね。
ということは、このアニメもホラーというわけ?
「おっ、いいところに目をつけたね。
しかも彼自身『ポーラー・エクスプレス』を監督した後だけに、
この映画も同じくモーション・キャプチャーの手法が使われている。
プレスに載っていた大口孝之さんの記事によると、
ピクサーやドリームワークス・アニメーション、
ブルースカイ・スタジオなどでは、
従来のキーフレーム法に固執し、
このモーション・キャプチャーを
アニメとは呼べないと言う考え方をとっているんだって」
----そのモーション・キャプチャーって
この前、少し話に出たロトスコープとはどう違うの?
「まず最初に
生身の俳優が演じるという点では同じ。
ただ、このモーション・キャプチャーでは
俳優は特殊なスーツとシューズを身につけ、
頭にビニールのキャップをかぶせられ、
腰にはプラスチックの反射板がつけられる。
それを高速度赤外線カメラで捉え、
CG画像に置き換えていくわけだ。
で、死角をなくすため、
たとえば椅子や自動車といったような小道具は
すべて中身が空洞となっているらしい」
----よく、分かったような分からないような(汗)。
でも『ポーラー・エクスプレス』って、
リアルすぎて、フォーンには少しキモかったニャあ。
「うん。その反省からか、
今回は少し人物がデフォルメされている。
しかもクレイ・アニメなどの特徴である
ストップモーション・アニメの味わいを出しているんだ。
動きを滑らかにする計算を省いたことが
逆にこのような効果を生み出しているらしい。
ほんと、アニメもその表現法が広がったよね」
---ちょ、ちょっと、いきなりまとめてしまわないでよ。
そのクレイ・アニメって
『ウォレスとグルミット』みたいなのだよね。
粘土で作って一コマ一コマ動かす…。
う~ん。いよいよこんがらかってきた(大汗)。
それより、お話の方はどうなっているの?
「あっ、ごめんごめん。
簡単に言えば、
家が意志を持って人を飲み込んでしまうと言うお話。
古びた一軒家。
そこには一人のおじさんが住んでいて、
かたくなまでに少年たちを自分の敷地に入れまいとする。
ところが、そのおじさんが倒れてしまい、救急車で病院へ。
すると家が勝手に動き始め、いろんなものを食べ始めるんだ。
もちろん人間もね。
折しもハロウィンが目の前に。
主人公の少年たち3人は
これ以上の惨劇を防ぐべく、
勇気を持って家の中に乗り込んでいく!」
---ニャんだか、子供ダマしっぽいニャあ。
「いやいや。決してそんなことはないよ。
家が人を飲み込むその背景には、
残酷なまでの愛の物語が横たわっている。
これは子供たちが理解するには少しキツいかも。
ある意味、オトナ向けの映画になっているんだ。
ぼくは『オープン・シーズン』よりは
こっちを買うね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「ハロウィンの日のお話なら、ぼくも観なくっちゃ」
※なかなか手応えある度

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※画像はアメリカ・オフィシャルサイトの壁紙です。
----あらら、またアニメだ。しかもソニー。
ほんとこの冬は続くね。
「ま、そう言わないって。
この映画は製作総指揮にスピルバーグとゼメキスと言う黄金コンビ。
となると、なにかやってくれてるんじゃないかって、
一応の期待はしていたわけだけど、
これがなかなか見せてくれるんだ」
----最近のゼメキスって、ジョエル・シルバーと一緒に
『蝋人形の館』など
ホラーの製作を多く手がけていたよね。
ということは、このアニメもホラーというわけ?
「おっ、いいところに目をつけたね。
しかも彼自身『ポーラー・エクスプレス』を監督した後だけに、
この映画も同じくモーション・キャプチャーの手法が使われている。
プレスに載っていた大口孝之さんの記事によると、
ピクサーやドリームワークス・アニメーション、
ブルースカイ・スタジオなどでは、
従来のキーフレーム法に固執し、
このモーション・キャプチャーを
アニメとは呼べないと言う考え方をとっているんだって」
----そのモーション・キャプチャーって
この前、少し話に出たロトスコープとはどう違うの?
「まず最初に
生身の俳優が演じるという点では同じ。
ただ、このモーション・キャプチャーでは
俳優は特殊なスーツとシューズを身につけ、
頭にビニールのキャップをかぶせられ、
腰にはプラスチックの反射板がつけられる。
それを高速度赤外線カメラで捉え、
CG画像に置き換えていくわけだ。
で、死角をなくすため、
たとえば椅子や自動車といったような小道具は
すべて中身が空洞となっているらしい」
----よく、分かったような分からないような(汗)。
でも『ポーラー・エクスプレス』って、
リアルすぎて、フォーンには少しキモかったニャあ。
「うん。その反省からか、
今回は少し人物がデフォルメされている。
しかもクレイ・アニメなどの特徴である
ストップモーション・アニメの味わいを出しているんだ。
動きを滑らかにする計算を省いたことが
逆にこのような効果を生み出しているらしい。
ほんと、アニメもその表現法が広がったよね」
---ちょ、ちょっと、いきなりまとめてしまわないでよ。
そのクレイ・アニメって
『ウォレスとグルミット』みたいなのだよね。
粘土で作って一コマ一コマ動かす…。
う~ん。いよいよこんがらかってきた(大汗)。
それより、お話の方はどうなっているの?
「あっ、ごめんごめん。
簡単に言えば、
家が意志を持って人を飲み込んでしまうと言うお話。
古びた一軒家。
そこには一人のおじさんが住んでいて、
かたくなまでに少年たちを自分の敷地に入れまいとする。
ところが、そのおじさんが倒れてしまい、救急車で病院へ。
すると家が勝手に動き始め、いろんなものを食べ始めるんだ。
もちろん人間もね。
折しもハロウィンが目の前に。
主人公の少年たち3人は
これ以上の惨劇を防ぐべく、
勇気を持って家の中に乗り込んでいく!」
---ニャんだか、子供ダマしっぽいニャあ。
「いやいや。決してそんなことはないよ。
家が人を飲み込むその背景には、
残酷なまでの愛の物語が横たわっている。
これは子供たちが理解するには少しキツいかも。
ある意味、オトナ向けの映画になっているんだ。
ぼくは『オープン・シーズン』よりは
こっちを買うね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「ハロウィンの日のお話なら、ぼくも観なくっちゃ」

※なかなか手応えある度


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※画像はアメリカ・オフィシャルサイトの壁紙です。
TBさせて頂きました。
この映画、大人でも充分楽しめる映画でしたね。
一緒に行った子供と、興奮して観てしまいました。
でも仰るように、家があんな風になってしまった
理由が、ちょっと子どもには分かりにくかった
ように思います。そこの所は残念でした。
モーションキャプチャーを扱ったアニメだと『アップルシード』とか思い出しますが、本作もかなり滑らかな動きで驚きでした。
今後もこういったCGとモーションキャプチャーを取り入れたリアルなフルCGアニメが増えれば面白いですね♪
冒頭の葉っぱが縦横無尽に飛んでいくところは
ああ、ゼメキスっぽい!などと思いましたね。
観客の顔が画面の葉っぱにつられて動いてました。
後半車ごと穴に落ちるのはスピルバーグっぽかった
(笑)
モーションキャプチャーについて詳しい解説がされていたので勉強になりました。
フォーン君は可愛い♪
こんばんは。
この映画、大人も子供も十分楽しめる作品だと思います。
家が怪物化した理由……これは切なかったです。
もちろん、ツッコミどころもありますが、
ぼくはこの手の話に弱いようです。
■メビウスさん
『アップルシード』ですか。
日本もアニメの技術はハイレベルですが、
話が凝りすぎていて……。
この『モンスター・ハウス』は新技法の中にも
昔ながらのハリウッド映画の雰囲気が
しっかり受け継がれているところが好きでした。
■しゅぺる&こぼるさん
なるほど「葉っぱ」=『フォレスト・ガンプ/一期一会』ですね。
あれっ、ここ「フォーンの一言」アップしていない。
フォーンをほめていただき、初めて気づきました。
怖いと評判の人物の顔は、特に違和感なくむしろかわいく感じてしまいました…最近のCGに慣らされてきたかも。。。
TBさせていただきました。
とりこぷてらさんがご自身のところに書かれているように
映画的記憶に満ちた作品でした。
それで思い当たりました。
あの切なさは『ザ・フライ』に通じるものがありましたね。
個人的にはゴールデングローブ受賞の『カーズ』より好きです。
モーションキャプチャー・CGアニメーション・って、リアル感があるけれど、キャラクターがあまり可愛くなくって、なんだか硬い雰囲気でちょっと怖いです。
「動く家」は、ジブリの「ハウルの動く城」の方が、”数倍!”私には、良かったですね!
朴もこの映画、吹き替えで観たのですが、
泉谷があってましたね。
フォークシンガーとして出てきた頃を思うと
隔世の感がありますが…(汗)。
なるほど『ハウルの動く城』。
実際に出逢うなら、
間違いなくハウルですよね(笑)。