----「この映画はホラーではない。実話である」……
これどういうこと?ホラーじゃニャいの?
「うん。ぼくも以前、だれかにそう言ったら、
『いや、宗教をめぐる法廷サスペンスです』と返されて
『えっ?』と思ったことがある。
そのため、これはキツい映画かな、と思って身構えていたんだけど…。
やはりオカルト・ホラーでもあったね。
原題も『THE EXORCIZM OF EMILY ROSE』だし、
テーマは深遠でも、キリスト教に縁遠い我々から見ると
ホラーに映るのは仕方ないかもね」
----そのタイトルからすると、
エミリーと言う女性から悪魔祓いをする話なのかニャ?
「そう。エミリーという女性が悪魔に取り憑かれて、
ムーア神父(トム・ウィルキンソン)がエクソシズム、
つまり悪魔祓いの儀式を行うんだけど、
失敗して結局は死んでしまう。
しかもその途中、
神父はエミリーに薬を与えることを止めたことから、
過失致死罪で起訴され、法廷で裁かれることになってしまう。
そこで敏腕弁護士エリン(ローラ・リニー)が弁護に当たる。
エリンの上司はカールは、
大切な顧客であるカトリック教会の意向を汲んで
神父に証言をさせないよう彼女に命じる。
しかし神父は、自分はエミリーについて何が起こったかを
彼女のために法廷で証言したいと、
自らの信念を貫こうとする…」
----ニャるほど。法廷サスペンスだ。
でも『エクソシスト』のような怖いシーンはあるんでしょ?
「もちろん。
スパイダー・ウォークとまではいかないけど、
取り憑かれたエミリーの異様な姿がかなり丁寧に描き込まれる。
ただ、効果音を大きくしたり、
エミリーから見える人の顔が化け物風だったりと、
このあたりの恐怖描写は、ジャパニーズ・ホラーを見慣れた後では、
あまり新味はなかったね。
そうそう、この映画で悪魔が現れるのは
夜中の3時が多いと言うことが分かった」
----えっ、なぜ?
「一つは<三位一体>を否定するため。
そしてもう一つがキリストが死んだ午後3時の
ちょうど反対の時間だからと言うことらしい」
----だから、昨夜は珍しく夜中に起きなかったんだ(笑)。
「・…………・」
----ごめんごめん。
でも、こういう話聞くと、
いつも不思議に思うんだけど、
なぜ取り憑かれる人とそうでない人がいるの?
「取り憑かれるのは感覚過敏症の人に多いらしい」
----ふうん。でもなぜ神は彼女を助けないの?
「それこそがこの映画の重要なテーマ。
全米初登場でNo.1を獲得した理由も
その辺りにあるかも。
あっ、それと裁判の行方も、ちょっと驚くかもね…」
(byえいwithフォーン)
※夜中の3時は怖い度
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☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
※画像はフランス・オフィシャルのwallpaperより
これどういうこと?ホラーじゃニャいの?
「うん。ぼくも以前、だれかにそう言ったら、
『いや、宗教をめぐる法廷サスペンスです』と返されて
『えっ?』と思ったことがある。
そのため、これはキツい映画かな、と思って身構えていたんだけど…。
やはりオカルト・ホラーでもあったね。
原題も『THE EXORCIZM OF EMILY ROSE』だし、
テーマは深遠でも、キリスト教に縁遠い我々から見ると
ホラーに映るのは仕方ないかもね」
----そのタイトルからすると、
エミリーと言う女性から悪魔祓いをする話なのかニャ?
「そう。エミリーという女性が悪魔に取り憑かれて、
ムーア神父(トム・ウィルキンソン)がエクソシズム、
つまり悪魔祓いの儀式を行うんだけど、
失敗して結局は死んでしまう。
しかもその途中、
神父はエミリーに薬を与えることを止めたことから、
過失致死罪で起訴され、法廷で裁かれることになってしまう。
そこで敏腕弁護士エリン(ローラ・リニー)が弁護に当たる。
エリンの上司はカールは、
大切な顧客であるカトリック教会の意向を汲んで
神父に証言をさせないよう彼女に命じる。
しかし神父は、自分はエミリーについて何が起こったかを
彼女のために法廷で証言したいと、
自らの信念を貫こうとする…」
----ニャるほど。法廷サスペンスだ。
でも『エクソシスト』のような怖いシーンはあるんでしょ?
「もちろん。
スパイダー・ウォークとまではいかないけど、
取り憑かれたエミリーの異様な姿がかなり丁寧に描き込まれる。
ただ、効果音を大きくしたり、
エミリーから見える人の顔が化け物風だったりと、
このあたりの恐怖描写は、ジャパニーズ・ホラーを見慣れた後では、
あまり新味はなかったね。
そうそう、この映画で悪魔が現れるのは
夜中の3時が多いと言うことが分かった」
----えっ、なぜ?
「一つは<三位一体>を否定するため。
そしてもう一つがキリストが死んだ午後3時の
ちょうど反対の時間だからと言うことらしい」
----だから、昨夜は珍しく夜中に起きなかったんだ(笑)。
「・…………・」
----ごめんごめん。
でも、こういう話聞くと、
いつも不思議に思うんだけど、
なぜ取り憑かれる人とそうでない人がいるの?
「取り憑かれるのは感覚過敏症の人に多いらしい」
----ふうん。でもなぜ神は彼女を助けないの?
「それこそがこの映画の重要なテーマ。
全米初登場でNo.1を獲得した理由も
その辺りにあるかも。
あっ、それと裁判の行方も、ちょっと驚くかもね…」
(byえいwithフォーン)
※夜中の3時は怖い度
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※画像はフランス・オフィシャルのwallpaperより
法廷シーンがクッションになるんで、良くも悪くも怖さは連続しないですけどね。
特にジェニファー・カーペンターの顔怖すぎ。
夢に出てきますよ、あれは(笑
ジェニファー・カーペンター、
普段からちょっと怖い(?)顔でしたものね。
でもあの役、よく引き受けたなあって思いました。
『エクソシスト』当時のリンダ・ブレアと違ってお年頃なのに…。
>キリスト教に縁遠い我々から見ると
確かに教会の影響力とか、
普段から神父さまがどれくらい尊敬されている存在なのか、
というのすらわからない私には
ピンとこない部分もありました。
ハリウッド映画はキリスト教が根底にある作品が多いと聞くし
聖書などをもっと勉強すると
映画もさらに面白くなるのかなぁと思うこのごろです。
どなたかが書いてられました。
悪魔が日本で出てきた映画は観たことがない……と。
それはさておき、
先日読んだ『ダ・ヴィンチ・コード』もそうですが、
キリスト教が日常の中に前提としてある西洋人と
キリスト教と無縁な私たち日本人では、
同じものを観ても感じとり方が
大きく違うのではないかと思えてなりません。
あの予告は・・・という声があがってるとか、いないとか^^;
変なことに反応するもんだなぁ~とちょっと呆れてます。
日本の丑三つ時は、お化けの出る時間・・・
実は関連性あったんでしょうか?(笑)
ちなみに真夜中・・・2時22分とか、3時33分とかに
目覚めちゃうと^^;;;友人たちの間では
ぞろ目の呪いと呼んでます。
夜中に目が覚めても
絶対に時計は観るまいと思いました。
でも、いろんな方のところを訪れると、
「見たらちょうど2時59分だった」とか、
書いてられる方も。
勇気あるなあ。
そうそう、ぼくは昔から時計を見ると
22時22分と言うのがけっこう多いです。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもトラックバック返させていただきました。
法廷劇はかなりいいできの映画でしたよね。
そこにホラー要素が入ってるって思ったらスゴクいい。
最初にホラーだと思って行っちゃったのでちょっと拍子抜けしちゃいました。残念。
ぼくはこの映画を人から
「まじめな法廷劇」とうかがっていたので、
なるほどって感じでした。
でも怖いシーンもよくできていたと思います。
神がいるなら悪魔もいるという、
言われてみればなるほどのお話。
しかも法廷では、
無神論者が悪魔の存在を語らなくてはならない……。
とても凝った物語でした。
恐怖描写より、そちらの方が心に残りました。