(原題:2 Fihos de Francisco)
----これ、ブラジルで9週連続1位ニャんだって?
興行の新記録作ったというけど、本当なの?
「それはありえるだろうね。
だってモデルとなっているゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノは
これまでリリースした14枚のアルバムの総売上が2000万枚を突破。
日本とは桁が違う」
----じゃあ、映画も親しみやすいものになっているのでは?
「うん。いいところ突いてきたね。
ここまでのヒットを飛ばすには、
国民の最大公約数的な支持を集めなくてはならない。
そういう作品に、小難しい映画が選ばれるわけないものね。
この映画自体、ゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノが、
配給会社の重役に
『俺たちの人生を描く映画を作ったらヒットするはずだ』と請け合ったことからスタート。
彼らのヒット曲に加えて、
『トーク・トゥ・ハー』への出演で話題を呼んだ
カエターノ・ヴェローゾら、ブラジルを代表する
豪華なパフォーマーが結集して音楽を提供。
ヒットはあらかじめ約束されていたようなものだ」
----ニャるほど。スーパースターの伝記ということだね。
でも映画化するにはそれなりに起伏に富んでなくては
フォーンとしてはつまらないニャあ…。
「それはそうだね。
そこでこの映画は、
彼らミュージシャン兄弟だけでなく
ふたりの父親フランシスコを主人公の一角に加えている。
他人の畑を耕すことで生計を立てているフランシスコ。
彼の楽しみはラジオから流れてくる音楽だけ。
そんな彼は、長男と次男をプロのミュージシャンにする夢を抱く。
一生懸命アコーディオンの練習に励む長男のミロズマル、
ギターよりサッカーボールがほしいと思いながらも
家計を助けるために、兄と町角で歌う弟のエミヴァル。
映画は、貧困、難病、死といった
人生の苦難を縦軸に、
その折々に音楽を絡ませながら
感動のクライマックスまで一機に突き進んでゆく」
----そうか。やはり感動作なんだ。
「それはタイトルを聞いただけで分かるよね(笑)。
しかしその感動のほとんどは
魂の叫びを張り裂けんばかりに歌い上げる音楽、
少年たちの初々しい演技、
そしてストーリーに負うところが多い。
つまりこれ以上、この映画のストーリーを語ると
その感動に水を差すことになってしまう。
と言うことで、今日はこの当たりでおしまい」
----ニャんだ、それ?
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「フォルクスワーゲンのトラックが出るらしいんニャ」
※いわゆるサクセス・ストーリーだ度
人気blogランキングもよろしく
※画像はブラジル・オフィシャルの壁紙です。
----これ、ブラジルで9週連続1位ニャんだって?
興行の新記録作ったというけど、本当なの?
「それはありえるだろうね。
だってモデルとなっているゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノは
これまでリリースした14枚のアルバムの総売上が2000万枚を突破。
日本とは桁が違う」
----じゃあ、映画も親しみやすいものになっているのでは?
「うん。いいところ突いてきたね。
ここまでのヒットを飛ばすには、
国民の最大公約数的な支持を集めなくてはならない。
そういう作品に、小難しい映画が選ばれるわけないものね。
この映画自体、ゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノが、
配給会社の重役に
『俺たちの人生を描く映画を作ったらヒットするはずだ』と請け合ったことからスタート。
彼らのヒット曲に加えて、
『トーク・トゥ・ハー』への出演で話題を呼んだ
カエターノ・ヴェローゾら、ブラジルを代表する
豪華なパフォーマーが結集して音楽を提供。
ヒットはあらかじめ約束されていたようなものだ」
----ニャるほど。スーパースターの伝記ということだね。
でも映画化するにはそれなりに起伏に富んでなくては
フォーンとしてはつまらないニャあ…。
「それはそうだね。
そこでこの映画は、
彼らミュージシャン兄弟だけでなく
ふたりの父親フランシスコを主人公の一角に加えている。
他人の畑を耕すことで生計を立てているフランシスコ。
彼の楽しみはラジオから流れてくる音楽だけ。
そんな彼は、長男と次男をプロのミュージシャンにする夢を抱く。
一生懸命アコーディオンの練習に励む長男のミロズマル、
ギターよりサッカーボールがほしいと思いながらも
家計を助けるために、兄と町角で歌う弟のエミヴァル。
映画は、貧困、難病、死といった
人生の苦難を縦軸に、
その折々に音楽を絡ませながら
感動のクライマックスまで一機に突き進んでゆく」
----そうか。やはり感動作なんだ。
「それはタイトルを聞いただけで分かるよね(笑)。
しかしその感動のほとんどは
魂の叫びを張り裂けんばかりに歌い上げる音楽、
少年たちの初々しい演技、
そしてストーリーに負うところが多い。
つまりこれ以上、この映画のストーリーを語ると
その感動に水を差すことになってしまう。
と言うことで、今日はこの当たりでおしまい」
----ニャんだ、それ?
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「フォルクスワーゲンのトラックが出るらしいんニャ」
※いわゆるサクセス・ストーリーだ度
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※画像はブラジル・オフィシャルの壁紙です。
それならば伝記映画も当たるはず...。
>つまりこれ以上、この映画のストーリーを語ると
その感動に水を差すことになってしまう。
言いたいことが良く分かります(笑)。
>それはタイトルを聞いただけで分かるよね
そう、タイトルを曲げると感動が薄れそうですものね。
あぁでも前半のバス停とかで歌う歌声は感動ものでした。
バス停のシーンはぼくも好きです。
周りで歌を聴いている大人たちの空気が
こっちまで伝わってくるようでした。
あの瞬間に居合わせたかったです。
弊ブログへのトラックバック、ありがとうございました。
こちらからもコメントとトラックバックのお返しを失礼致します。
この作品は、前半と後半の質感の違いから全体のまとまりという点に少し弱さを感じたものの、題材となったゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノが属するセルタネージョというジャンルのブラジル音楽が映画に良く似合っており、実話が持つ説得力と音楽が有する力強さがある一本でありました。
また遊びに来させて頂きます。
ではまた。
ぼくも実はこの音楽に聴き入ってしまいました。
ただ、あまりにも何度も使われすぎて
最後の方はスコし飽きてきたのも事実。
もう少し抑えてもらったら
意外とサントラを買っていたかも……。
これからもよろしくお願いします。
この映画少年達が良かったですね!
ターミナルで初めて歌うシーンの美しい歌声が忘れられません。
その分、大人になってからがやや凡庸だった気がしますが…
フランシスコの父性愛と母の愛に感動しました。
ぼくも、あのターミナルのシーンは感動しました。
あのあとのドラマも、少し変わっていてオモシロかったです。
変なプロモーターに
いいように使われて…。
(どこまで事実かは不明ですが…)。
大人になってからは
時代のせいもあるのでしょうが
確かにトーンダウンした感じでした。