※映画の核に触れる部分もあります。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。
(原題:Mister Lonely)
----「マイケル・ジャクソンでしか生きれない僕が出会ったのは、
マリリン・モンローでしか存在できない君」----
これどういう意味?
「主人公はマイケル・ジャクソンのパフォーマンスを披露する大道芸人の男(ディエゴ・ルナ)。
しかし彼はその時だけでなく“24時間365日マイケル”」
----えっ?それって実生活も…ってこと?
「そういうことだね。
キャッチコピーが
『かりものの人生の、ほんものの幸せ』。
どうせ人前でほんとうの自分を隠して
違う自分を演じているんだったら、
いっそのこと他の人になってしまった方がいい…
どうもこういうことらしい」
----その言い方だと、よく分かっていないニャ。(笑)
「うん。正直言うとそうだね。(汗)
それはさておき、話を先に進めると-----
この主人公は
マリリン・モンローとして生きている美しい女性(サマンサ・モートン)と出会い、
彼女に誘われてスコットランドの古城へ。
そこに住む人々はみなチャップリン(ドニ・ラヴァン)やマドンナ、ジェームス・ディーン、
あるいはエリザベス女王やローマ法王として
別の人生を生きている。
だが、そこでもやはり愛欲や独占欲と言ったものは残っている。
本当の意味のユートピアではないんだ。
この辺りはちょっと『アリスのレストラン』に通じるかな。
さて、そんな彼らは自分たちの特技を生かした
“地上最大のショー”を計画していた・・・
一つはこんなお話だ」
----えっ?それってどういうこと?
「実は、これと並行して語られるもう一つの物語がある。
それは、ある奇跡の物語。
貧しい地域に住む人々に飛行機から物資を落とすため
機上の人となった尼さんたち。
ところが、その中のひとりが誤って落ちてしまう。
しかし必死の祈りが聞いたのか、奇跡的にこの尼さんは助かる。
神に深く感謝した彼女は、他の人も誘ってスカイダイビング。
ここに今まで誰も観たことがない
“尼僧服姿のパラシュートなしスカイダイビング映像”が現出する」
----あらら、こっちの方がオモシロそうだ。
「そうなんだよね。
なんと言っても圧倒的に映像が美しい。
自転車に乗って尼さんが落ちてゆくところなんか
そのスローモーション映像に思わず息を飲んだね」
----でも、この二つって繋がるの?
「う~ん。ネタバレ注になるから詳しくは言えないけどね。
ぼくが観て思ったのは、
人間、どんな生き方をしても最後は……ってこと。
でも、こういうペシミスティックな考え方は
ぼくにはあまり合わないなあ。
ハーモニー・コリン監督とは肌が合わないや」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「辛そうな話だニャあ」
※ハーモニー・コリンは苦手だ度
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☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
※ちょっとCM。ドラマ仕立てです。(画像をクリックしたらスタート!)
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(原題:Mister Lonely)
----「マイケル・ジャクソンでしか生きれない僕が出会ったのは、
マリリン・モンローでしか存在できない君」----
これどういう意味?
「主人公はマイケル・ジャクソンのパフォーマンスを披露する大道芸人の男(ディエゴ・ルナ)。
しかし彼はその時だけでなく“24時間365日マイケル”」
----えっ?それって実生活も…ってこと?
「そういうことだね。
キャッチコピーが
『かりものの人生の、ほんものの幸せ』。
どうせ人前でほんとうの自分を隠して
違う自分を演じているんだったら、
いっそのこと他の人になってしまった方がいい…
どうもこういうことらしい」
----その言い方だと、よく分かっていないニャ。(笑)
「うん。正直言うとそうだね。(汗)
それはさておき、話を先に進めると-----
この主人公は
マリリン・モンローとして生きている美しい女性(サマンサ・モートン)と出会い、
彼女に誘われてスコットランドの古城へ。
そこに住む人々はみなチャップリン(ドニ・ラヴァン)やマドンナ、ジェームス・ディーン、
あるいはエリザベス女王やローマ法王として
別の人生を生きている。
だが、そこでもやはり愛欲や独占欲と言ったものは残っている。
本当の意味のユートピアではないんだ。
この辺りはちょっと『アリスのレストラン』に通じるかな。
さて、そんな彼らは自分たちの特技を生かした
“地上最大のショー”を計画していた・・・
一つはこんなお話だ」
----えっ?それってどういうこと?
「実は、これと並行して語られるもう一つの物語がある。
それは、ある奇跡の物語。
貧しい地域に住む人々に飛行機から物資を落とすため
機上の人となった尼さんたち。
ところが、その中のひとりが誤って落ちてしまう。
しかし必死の祈りが聞いたのか、奇跡的にこの尼さんは助かる。
神に深く感謝した彼女は、他の人も誘ってスカイダイビング。
ここに今まで誰も観たことがない
“尼僧服姿のパラシュートなしスカイダイビング映像”が現出する」
----あらら、こっちの方がオモシロそうだ。
「そうなんだよね。
なんと言っても圧倒的に映像が美しい。
自転車に乗って尼さんが落ちてゆくところなんか
そのスローモーション映像に思わず息を飲んだね」
----でも、この二つって繋がるの?
「う~ん。ネタバレ注になるから詳しくは言えないけどね。
ぼくが観て思ったのは、
人間、どんな生き方をしても最後は……ってこと。
でも、こういうペシミスティックな考え方は
ぼくにはあまり合わないなあ。
ハーモニー・コリン監督とは肌が合わないや」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「辛そうな話だニャあ」
※ハーモニー・コリンは苦手だ度
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※ちょっとCM。ドラマ仕立てです。(画像をクリックしたらスタート!)
雰囲気自体、嫌いというわけではないのですが、
もう少しホープフルな要素があるとより好みだったのに、と思います。
しかしなにかのインタビューには、監督自身「希望を残した」とかなんとか。うーん。。
映像の美しさ、そして物語。
この映画、尼さんのお話の方が圧倒的に好きでした。
「希望を残した」というのは、
最後の卵の顔の部分のことかな。