(原題:Be Kind Rewind)
----ジャック・ブラックって、最近よく出るよね。
『テネイシャスD 運命のピックをさがせ!』も、
そうじゃなかった?
「うん。あっちはロックがモチーフになっているけど、
こちらは映画。
それも過去の有名な映画の名シーンがいっぱい登場。
ストーリーはアホみたいなもので、
ジャック・ブラック扮するジェリーが
発電所で感電し、
超強力な電磁波を浴びてしまい、
仲間のマイクが店員をしている
ビデオショップのビデオの中身を全部ダメにしてしまう。
そこで慌てた二人は、
自分たちの演出・出演でそれらの作品をリメイク。
ところがこれが大きな評判を呼び、店は大繁盛。
しかし権利にうるさいハリウッドがそれを見逃すわけもなく…というもの」
----確かに、ありえないね。
でも映画好きの好奇心をくすぐる内容だニャあ。
「うん。
ぼくもこの映画がベルリン国際映画祭で話題になったことを聞き、
いったいどんな風に元の映画を作り直すんだろうと、
少しでも早く観たかった。
ところが観てみてビックリ。
作り直すと言っても、
たった2時間くらいで20分ほどのビデオを作るという
ほんとうにチャチなもの。
これって
やったことある人、多いんじゃないかな。
ぼくも『アメリカン・グラフィティ』を『ジャパニーズ・グラフィティ/純情』として、
また『帰ってきた若大将』を『帰ってきたバカ大将』として、
パロディで作って遊んだことがあるのを思い出したしね…」
----ふうん。ここではどういう映画を作り替えているの?
「最初にリメイクしたのが
『ゴーストバスターズ』と『ラッシュアワー2』」
----『ラッシュアワー』じゃなくて
『ラッシュアワー2』ニャンだ?…。
「うん。そういうこだわりはあったね。
今回、上で紹介している画像は
『キング・コング』。
他にはアニメの『ライオン・キング』、
さらにはフランス映画の『シェルブールの雨傘』や
『ロボコップ』『2001年宇宙の旅』などなど。
なかでも『キャリー』の“バケツで豚の血”のパロディには笑ったね。
その中には『ドライビングMissデイジー』のような
“問題作”もあるよ」
----えっ?あれってアカデミー作品賞受賞では?
「うん。一般には黒人運転手と白人の老女の心の交流と言われているけど、
実は黒人たちの間では人種差別映画とも言われているんだ。
マイクを演じるのが黒人俳優モス・デフ。
で、彼がその役に抵抗を感じるんだね。
ここの駆け引きはなかなかスリリングだ。
まあ、いずれにしても
オリジナルを観ているに越したことはないね」
----ということは、えいとしては大満足?
「う~ん。大とまではいかないけどね。
『テネイシャスD 運命のピックをさがせ!』もそうだけど、
ジャック・ブラックの映画って
途中でドラマが違うベクトルに向う。
それってアクションやサスペンスが加わる反面、
それまでのオバカのテイストを壊してしまうことが多く
そこがぼくはあまり好きじゃなかったんだけど、
この映画はちょっといままでとは違う。
ネタバレを避けて、詳述はしないけど
さすが監督がミシェル・ゴンドリーだけのことはあるね。
正直言って、この映画に流れる
露骨なまでの“映画好きです”告白は
なんだかなあと思っていたんだけど、
ラストの思わぬ1シーンにはぐっとくること間違いなし。
きっとだれもが感動すると思うよ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「おや、ミア・ファローも出ているのニャ」
※タイトルの意味は『ビデオ返却の際に、巻き戻ししておいてもらえると助かります』だ度
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
※画像はアメリカ・オフィシャル(ダウンロードサイト)より。
----ジャック・ブラックって、最近よく出るよね。
『テネイシャスD 運命のピックをさがせ!』も、
そうじゃなかった?
「うん。あっちはロックがモチーフになっているけど、
こちらは映画。
それも過去の有名な映画の名シーンがいっぱい登場。
ストーリーはアホみたいなもので、
ジャック・ブラック扮するジェリーが
発電所で感電し、
超強力な電磁波を浴びてしまい、
仲間のマイクが店員をしている
ビデオショップのビデオの中身を全部ダメにしてしまう。
そこで慌てた二人は、
自分たちの演出・出演でそれらの作品をリメイク。
ところがこれが大きな評判を呼び、店は大繁盛。
しかし権利にうるさいハリウッドがそれを見逃すわけもなく…というもの」
----確かに、ありえないね。
でも映画好きの好奇心をくすぐる内容だニャあ。
「うん。
ぼくもこの映画がベルリン国際映画祭で話題になったことを聞き、
いったいどんな風に元の映画を作り直すんだろうと、
少しでも早く観たかった。
ところが観てみてビックリ。
作り直すと言っても、
たった2時間くらいで20分ほどのビデオを作るという
ほんとうにチャチなもの。
これって
やったことある人、多いんじゃないかな。
ぼくも『アメリカン・グラフィティ』を『ジャパニーズ・グラフィティ/純情』として、
また『帰ってきた若大将』を『帰ってきたバカ大将』として、
パロディで作って遊んだことがあるのを思い出したしね…」
----ふうん。ここではどういう映画を作り替えているの?
「最初にリメイクしたのが
『ゴーストバスターズ』と『ラッシュアワー2』」
----『ラッシュアワー』じゃなくて
『ラッシュアワー2』ニャンだ?…。
「うん。そういうこだわりはあったね。
今回、上で紹介している画像は
『キング・コング』。
他にはアニメの『ライオン・キング』、
さらにはフランス映画の『シェルブールの雨傘』や
『ロボコップ』『2001年宇宙の旅』などなど。
なかでも『キャリー』の“バケツで豚の血”のパロディには笑ったね。
その中には『ドライビングMissデイジー』のような
“問題作”もあるよ」
----えっ?あれってアカデミー作品賞受賞では?
「うん。一般には黒人運転手と白人の老女の心の交流と言われているけど、
実は黒人たちの間では人種差別映画とも言われているんだ。
マイクを演じるのが黒人俳優モス・デフ。
で、彼がその役に抵抗を感じるんだね。
ここの駆け引きはなかなかスリリングだ。
まあ、いずれにしても
オリジナルを観ているに越したことはないね」
----ということは、えいとしては大満足?
「う~ん。大とまではいかないけどね。
『テネイシャスD 運命のピックをさがせ!』もそうだけど、
ジャック・ブラックの映画って
途中でドラマが違うベクトルに向う。
それってアクションやサスペンスが加わる反面、
それまでのオバカのテイストを壊してしまうことが多く
そこがぼくはあまり好きじゃなかったんだけど、
この映画はちょっといままでとは違う。
ネタバレを避けて、詳述はしないけど
さすが監督がミシェル・ゴンドリーだけのことはあるね。
正直言って、この映画に流れる
露骨なまでの“映画好きです”告白は
なんだかなあと思っていたんだけど、
ラストの思わぬ1シーンにはぐっとくること間違いなし。
きっとだれもが感動すると思うよ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「おや、ミア・ファローも出ているのニャ」
※タイトルの意味は『ビデオ返却の際に、巻き戻ししておいてもらえると助かります』だ度
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
※画像はアメリカ・オフィシャル(ダウンロードサイト)より。
ぼくは、最初のこの映画について
その話を聞いた時、
かつての映画を
もっとマジメに作り直すのかと思っていました。
ところが2~3人でリメイクというありえない話。
まあ、ジャック・ブラック主演とくればそれもあたり前ですが…。
こういうリメイクなら、だれにでもできそう。
でも、そこがまたいいです。
ステキな作品です。
ただのオバカ映画かとおもってましたが、実に奥深い作品で、経営者の方は、ビデオから、DVDにかわる所も含めて(オンリーワンの手作り感(ゴンドリーは特に巧い)商品とか)勉強になるともおもわれ、オススメですネ。
ちなみにスレタイの作品は、DVDに収録されていました。もちろん本編のスタッフロールで使われていた映像も大きくみれました。(そう劇中で一生懸命つくっていた。みんなで観ていた。僕を泣かせたジャックがみんなを和ませ、笑わせた作品です。しかし、本編がメーキングみたいで、特典映像が本編だなんて、さすがゴンドリーマジック)で、その出来はニンマリで、ジャックのあの所ではすごくウキウキしました。
個人的にはロド・オブ・ザ・リングのヤツをどう、20分にまとめるか借りてみたかったけど。
高すぎる!!!
>特典映像が本編
それは観てみたいですね。
この映画、あのラストの幸せな表情につきますね。
まさか、あそこで外に出ると…。
やばいやばい、ネタバレになりそうだ。
チャン・イーモウの開会式より感動的。
手作り感あふれてて、いかにもゴンドリー作品!という感じ。
昔の映画のパロディはちょっとづつなのでもっと観たい気もしましたけど
長いシーンはムリな話ですよね(笑)
もっとおバカなのが個人的には好みだけど
最後は意外にもしっとりとしてました
まさに手作りの作品でしたね。
過去の名作を作り直すとは聞いてましたが、
ここまでチープとは思わなかったです。
あれじゃ、ぼくは借りないな(笑)。
ラストの持っていき方はウェットで
あまりジャック・ブラックらしくないですが、
それでも心にしみました。
これって、名作の一つにならない?
予想外によかったなぁ。
チープなリメイクの数々に思わずクスクス笑ってしまって
どこに落ち着くんだろうっと思ったら、まさかの感動の涙だったりして
後味のいい素敵な映画でした。
映画好きでよかったなぁ~~~♪
それにしても^^;;;20ドルは高過ぎじゃないの?
などと思いつつ、DVD出るのが楽しみだったりします。
あのラストの持っていき方、よかったですね。
どうやって終わるのかと思ったら、
カメラが外に出ていくとは……。
映画を楽しんで観ている人の表情は本当に素敵です。
まさに名シーンですね。
TBが見当たらなかったので
いま、おうかがいしたのですが、
まだアップされていないみたい。
『私がクマに~』はありました。
でも、こちらでコメントいただいたということは、
この映画の方がお気に入りということですよね。
そうか20ドルもしてましたっけ。
円高の今でも、それは高い!