ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ブラッドレイン』

2006-04-04 19:00:56 | 新作映画
----この映画の監督の名前、最近よく聞くよね?
「ウーヴェ・ポールだね。
「ハウス・オブ・ザ・デッド」でゲームの映画化に成功してからというもの、
その手の作品を次々と手がけている。
実は先日も彼の『アローン・イン・ザ・ダーク』というのを観たばかり。
ただ、あちらはラヴクラフト風味のその設定はオモシロいんだけど、
ツッコミどころが多すぎて…」

----タイトルからすると、吸血鬼モノみたいだね。
「うん。元となっているゲームはヒロインのレインがナチ相手に戦うのだとか。
でもこちらの舞台は18世紀。しかもヴァンパイヤ伝説の雰囲気を再現するべく
わざわざルーマニアまでロケに行っている」

----吸血鬼モノって食傷気味の気もするけど、
次から次に、ほんとうによく作られるよね。
「ほら。吸血鬼って暗くなってから出てくるじゃない。
つまりこれは映画と同じなんだ。
暗くなってから物語が始まる…。
そういう意味でも吸血鬼は映画人に愛されるのかもね。
ここでは、吸血鬼と人間の間に生まれたヒロイン、レイン(クリスタナ・ローケン)が
母親を殺した吸血鬼のボスである父(サー・ベン・キングズレー)への
復讐に立ち上がる。
そしてその一方で、吸血鬼ハンターたちの活躍も描かれる。
このハンターに扮するのがマイケル・マドセン、マシュー・デイビス、
そしてミシェル・ロドリゲス、。
他に精力旺盛のエロ吸血鬼にミート・ローフ。
さらにはウド・キアー、ビリー・ゼーン、
嬉しいことにマイケル・パレまで出ている」

----ちょちょっと。それスゴい顔ぶれじゃない。
「うん。これだけのメンツが集まると言うことは、
多くの俳優たちがこの監督の中に、
何か光るモノを見つけたと言うことかもしれないね」

----どうなの?そういうのはあった。たとえばアクションとか…?
「う~ん。その公開規模(新宿トーア)を見ても分かるように、
この映画は大作ってワケじゃないし…。
申しわけないけど、こちらも最初からそれほどの期待はしていない。
でも気楽にかまえたせいか、思ったより楽しめたかな。
『インディ・ジョーンズ』ばりの密室トラップもあるし、
なによりも時代色がGood。
ルーマニアの大自然の中、おそらくはCGと思われる建築物が
自然に溶け合って異様な暗黒世界を生み出していた」

----でも、クリスタナ・ローケンのコスチューム、
あれはニャいんじゃない(笑)?
「あっ、ぼくが言っている時代色というのは、
歴史の事実に即しているという意味じゃないよ。
ダーク・ファンタジーとして別世界を形作っているという意味。
クリスタナ・ローケンはボンデージ風味のファッション。
それがゲームやアニメのヒロインと言う感じで
人によっては“萌え”かも。
そうそう。彼女はバストトップも見せる大胆なセックスにもチャレンジ。
一方、ミシェル・ロドリゲスも露出度は高い。
上映時間も94分と短いし、
待ち合わせの合間とかに観るにはちょうどいいかもね」

         (byえいwithフォーン)


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2 コメント

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Unknown (じぇいるばーど)
2006-04-07 11:12:04
このゲームやりました。

映画化までされたんですね。

ウーヴェ・ポール監督ですか。

またゲームかいって感じですね。

どれもB級なんで、期待はしてませんが。

でもちょっと観てみたいかも。
返信する
■じぇいるばーどさん (えい)
2006-04-08 00:42:04
こんばんは。



ウーヴェ・ポール監督、これでゲーム映画3本観ましたが、

その中では一番まとまっていたと思います。

しかし、よくぞこれだけ俳優を集めたものだと、

それが驚きです。
返信する

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