(英題:The Ides of March)
----これって、ジョージ・クルーニーの監督作だよね。
アメリカ大統領選挙の裏側を描いた映画ニャんでしょ?
「そう。
ところが、そのジョージ・クルーニー、
こんなことを言っている。
『ジャンルで言えば政治サスペンスだが、
政治そのものがテーマではない』」
----どういうこと?
「つまり政治映画ではないということ。
ライアン・ゴズリング演じる主人公、
スティーヴン・マイヤーズは、
民主党予選に出馬したマイク・モリス(ジョージ・クルーニー)知事の陣営の若き広報官。
キャンペーン・マネージャーのポール・ザラ(フィリップ・シーモア・ホフマン)と二人三脚で
ライバル陣営のプルマン上院議員相手に戦っている。
討論会場のモニター音量や演壇の高さにまで気を配り、
ブログや動画サイトの投稿にまで目を光らせる。
そんなある日、彼にプルマン陣営の選挙参謀トム・ダフィ(ポール・ジアマッティ)が極秘の面会を求める」
----ありゃりゃ、それは罠だ!
「だよね。
誰でもそれは気づくはず。
もちろん、スティーヴンも多少なりとも気づいていたはず。
でも、そこに何かを期待して彼は出かける。
あにはからんや、
トムはスティーヴンに
『我々の仲間にならないか』と
自陣営への引き抜きを持ちかける。
さあ、それからが問題だ。
この後、彼が取るべきもっとも適切な対応とは?
これが、この映画の主眼点。
忠誠心と野心。
どっちを選ぶにしても、
細心の注意を払い、
ミステイクを犯すな…とでも言っているかのよう」
----ニャるほど、だからテーマが“政治”ではないんだ。
「そういうこと。
これは、政治に限らず
広く社会の中、どんな局面でもありうる話。
最初の一歩を間違えると、
自分は見捨てられて、
もう、取り返しがつかなくなる。
そのときの焦燥感が、
ライアン・ゴズリングの役作りの見事さも相まって、
ひしひしと伝わってくる」
----じゃあ、起死回生は起こらないんだ。
「さあ、どうでよう?
実はここに
インターンの若く美しい女性モリー(エヴァン・レイチェル・ウッド)が
関わってくることにより、
事態は思わぬ方向へ転がっていく。
まるでチェスの目のように
彼女の存在が裏から表、表から裏へと変わっていくんだ。
もともとは、このお話、戯曲だったとはいえ、
映画としても楽しめる。
監督のジョージ・クルーニーは、
戯曲には登場しないモリス知事を主要登場人物に設定したとか。
この映画を観た後、
それを知ったら驚くこと間違いなし。
オリジナルはどうだったのだろう?
と思うほどの大胆な改変だよ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「ジェフリー・ライトにマリサ・トメイも!脇役がほんと豪華なのニャ」
※しかし、美形はやはりいろいろと、トクだ度
こちらのお花屋さんもよろしく。
こちらは噂のtwitter。
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※画像はフランス・オフィシャル・ダウンロードサイトより。
----これって、ジョージ・クルーニーの監督作だよね。
アメリカ大統領選挙の裏側を描いた映画ニャんでしょ?
「そう。
ところが、そのジョージ・クルーニー、
こんなことを言っている。
『ジャンルで言えば政治サスペンスだが、
政治そのものがテーマではない』」
----どういうこと?
「つまり政治映画ではないということ。
ライアン・ゴズリング演じる主人公、
スティーヴン・マイヤーズは、
民主党予選に出馬したマイク・モリス(ジョージ・クルーニー)知事の陣営の若き広報官。
キャンペーン・マネージャーのポール・ザラ(フィリップ・シーモア・ホフマン)と二人三脚で
ライバル陣営のプルマン上院議員相手に戦っている。
討論会場のモニター音量や演壇の高さにまで気を配り、
ブログや動画サイトの投稿にまで目を光らせる。
そんなある日、彼にプルマン陣営の選挙参謀トム・ダフィ(ポール・ジアマッティ)が極秘の面会を求める」
----ありゃりゃ、それは罠だ!
「だよね。
誰でもそれは気づくはず。
もちろん、スティーヴンも多少なりとも気づいていたはず。
でも、そこに何かを期待して彼は出かける。
あにはからんや、
トムはスティーヴンに
『我々の仲間にならないか』と
自陣営への引き抜きを持ちかける。
さあ、それからが問題だ。
この後、彼が取るべきもっとも適切な対応とは?
これが、この映画の主眼点。
忠誠心と野心。
どっちを選ぶにしても、
細心の注意を払い、
ミステイクを犯すな…とでも言っているかのよう」
----ニャるほど、だからテーマが“政治”ではないんだ。
「そういうこと。
これは、政治に限らず
広く社会の中、どんな局面でもありうる話。
最初の一歩を間違えると、
自分は見捨てられて、
もう、取り返しがつかなくなる。
そのときの焦燥感が、
ライアン・ゴズリングの役作りの見事さも相まって、
ひしひしと伝わってくる」
----じゃあ、起死回生は起こらないんだ。
「さあ、どうでよう?
実はここに
インターンの若く美しい女性モリー(エヴァン・レイチェル・ウッド)が
関わってくることにより、
事態は思わぬ方向へ転がっていく。
まるでチェスの目のように
彼女の存在が裏から表、表から裏へと変わっていくんだ。
もともとは、このお話、戯曲だったとはいえ、
映画としても楽しめる。
監督のジョージ・クルーニーは、
戯曲には登場しないモリス知事を主要登場人物に設定したとか。
この映画を観た後、
それを知ったら驚くこと間違いなし。
オリジナルはどうだったのだろう?
と思うほどの大胆な改変だよ」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「ジェフリー・ライトにマリサ・トメイも!脇役がほんと豪華なのニャ」
※しかし、美形はやはりいろいろと、トクだ度
こちらのお花屋さんもよろしく。
こちらは噂のtwitter。
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※画像はフランス・オフィシャル・ダウンロードサイトより。
日本では当たり前のことなんですけど、アメリカ人が忠誠心というと、何か凄く特別な世界を描いているようにも思えましたよ。
なんとも居心地の悪い映画。
アメリカでありながら、
まるで日本の会社みたいに
まずは忠誠ありき。
自分なんて、すぐ振るい落とされちゃう。(汗)
>監督のジョージ・クルーニーは、
戯曲には登場しないモリス知事を主要登場人物に設定したとか
えっっ!そうだったのですか。
えいさまのブログで初めて知った私は、とても驚いています。あのクルーニー演じる大統領候補だから、最後の結末がいきてくると思いましたし。
フィリップ・シーモア・ホフマンもいい味を出していました。
この事実にはぼくも驚きました。
映画として<脚色>するというのは、
本来、こういうことなのか…と。
ジョージ・クルーニー、
やってくれますよね。