ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『うた魂♪』

2007-12-13 00:18:27 | 新作映画
※映画の核に触れる部分もあります。鑑賞をすでに決められている方は、
その後で読んでいただくことをおススメします。



「いやあ、こういうことがあるから映画はオモシロいんだね。
というか、ほんと驚き。
こう言っては田中誠監督に失礼だけど、
彼がこんなにも泣かせる映画を撮ってくれるとは
観る前は思ってもいなかった…」

-----田中誠監督って『タナカヒロシのすべて』だっけ?
「うん。あれはあまりにも肌に合わなくてブログ・スルー。
でも『おばちゃんチップス』で、あれ意外といいじゃんって…。
そしてこの映画で確実に飛躍したね」

------タイトルやセーラー服のビジュアルからすると、
『スウィングガールズ』の路線のような気もするけど…。
落ちこぼれたちが一念発起して…というサクセスストーリーみたいな。
「いや、その設定からしてまったく違う。
ヒロイン、萩野かすみ(夏帆)が属している七浜高校合唱部は
合唱コンクールで地区代表となるほどの実力校。
そんな中、自分の歌声とルックスに異常なまでの自信を持つかすみは
生徒会長・牧村からモデルを頼まれて有頂天に。
だが、上がってきた写真は、目を見開き、口を大きく開けた、
インパクトたっぷりの顔ばかり。
しかも『産卵中のシャケみたいな顔でユーモラスじゃん』と言われた上に、
その写真を生徒会新聞に載せられ、
ついには自信喪失から
合唱部顧問の産休代員・瀬沼裕子先生(薬師丸ひろ子)に退部を申し出てしまう。
それでも『ラストステージは必要』と言われ、臨んだ合唱祭。
いきいきと歌う合唱部員の中、
下を向いてばかりで声を出すのもままならないかすみ。
心配する部長や副部長を振り切る彼女の前に突如現れたのは…」

----突如現れたのは?
「番長・権藤洋(ゴリ)率いる、湯の川学院高校のヤンキー合唱部。
映画はここから急展開でオモシロくなっていく。
実は、正直言ってここまでは
『独りよがりのおふざけ路線か?』とあまりノレてなかったんだけど、
彼ら、ヤンキー合唱部の選曲でぶっ飛んだね」

----ニャに、その曲?
「う~ん。これ以後、完全ネタバレ注だな。
オモシロい映画は少しでも多くの人に観てほしい。
だから、そのオモシロさをいつも映画案内人気取りで話しているわけだけど、
でも、どこまで話していいのか、
これがいつも迷うところ。
この映画なんて、ほんとうは何も知らないで観た方がいいんだけど…。

※改めてネタバレ注

思い切って言うとそれは尾崎豊の『15の夜』。
実はこの脚本は栗原裕光という人が書いているんだけど、
映画化にあたって彼は『ヤンキー合唱部の尾崎豊』は譲れなかったらしい。
最初のシナリオではその曲は『卒業』だったらしいけど、
こっちの方がドラマチックだよね。
さらに、ここにこの番長が合唱をやるきっかけになったできごと、
そして裕子先生の過去が絡んでくるんだ」

----へぇ~っ。原作ものが多い昨今、それは少し珍しいニャあ。
「うん。でも音楽の力は偉大だね。
それだけで観る者の心を揺り動かしてしまう。
この映画、もちろんテーマはちゃんとあって、
それは番長の言葉に端的に表されているんだけど、
やはりいちばん印象に残るのは歌にまつわるシーンだものね。

※またまたネタバレ注

たとえば薬師丸ひろ子。
彼女があの玉のような声でやはり尾崎豊の『Oh my little girl』を歌うなんて
ファンには、もう涙もの。
クライマックスのコンクールではゴスペラーズが提供した『青い鳥』。
でも、本当の驚きはそのもっと後にあって
『ちょっとした奇跡』として紹介される
アンコールのある曲。これがもう超感動的。
これは言わないでおこう。チラシとかには書いてあるけどね」

----もしかして、えいがさっき聴いていたあの曲?
「そう。すぐCD買ってきちゃった」

         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「フォーンも歌いたいニャ」ぼくも観たい


※ラストは嗚咽が漏れそうだった度

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10 コメント

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いい合唱でしたね (april_foop)
2008-02-16 13:10:44
ボクも前半はちょっと合わないなーって思ってましたが、
歌の持つ力を引き出して、後半はがぜんテンションあがってしまいました。
高校生や合唱のよさを素直に引き出していて、
こういうのってあまりツウ受けしないんでしょうけど、気持ちよかったです。
■ april_foopさん (えい)
2008-02-16 17:57:51
こんにちは。

前半は、ほんとどうしようかと思ったのですが、
薬師丸ひろ子あたりから、
ノッてきました。

あのラストは、反則技。
「みんな一緒に」は、あまり好きじゃないはずなのに、
やられました。
Unknown (あるきりおん)
2008-03-15 23:52:42
いつもお世話になっております。
この映画をこのブログで知り、先日試写会で見てきました。

ネタバレ注意部分、半分は予告編で公開されてましたが、半分は完全にシャットアウトしてましたね。
実は全文読んだのは昨日ですが、感想がほぼ同じでちょっと嬉しいです。

TB送信、公開まで待とうかと思いましたが、ちょっと嬉しくなったので、送らさせていただきました。

これからもよろしくお願いします。
■あるきりおんさん (えい)
2008-03-16 21:45:35
こんにちは。

ぼくのブログで、映画を観に行っていただいたなんて、
ほんとうに光栄です。
自称・映画案内人として、ほっとしています。
しかも、感想がほぼ同じなんて、これまた感激。
しかし、この映画はネタバレなしで喋るのが
実に難しい。
こういうカタチで感動を共有できて本当に嬉しいです。

これからもよろしくお願いします。
ゴリがよかったです~ (ノルウェーまだ~む)
2008-04-05 23:20:17
こんばんわ~
ゴリが高校生なんて…と思っていたけど、その上中学生でどうよ?というのも、観ているうちにしっくりきちゃうから不思議ですよね。
薬師丸ひろ子演じる先生が、どうして歌を止めたのか、掘り下げてくれたらもっとよかったです。
えいさん♪ (ルールー)
2008-04-07 11:16:45
こんにちはー
なかなか評価が高いようですね。
わたしは、前半のあまりのノリ切れなさがそのまま最後まで続いてしまいました。。
イイところも感動したところも(喫茶店のシーンとか)いっぱいあったのに、ところどころの「うぅむ…」をカバーするに至らず。
合唱シーンはどれもよかったんですが、試写会場の音響設備のせいか迫力が感じられなくて、歌声に圧倒されることもなくて・・・
後半がせっかくノッてきてよかったのに、全体を通して前半部分であまりに長く好きになれない主人公を見せられたので、悪くないのになぜかノリ切れない・・・という微妙な感想になってしまいました。(^^;;;
あ、ゴリはよかったですー
■ノルウェーまだ~むさん (えい)
2008-04-07 12:38:46
こんにちは。

最初ゴリがバス停で出てきたときは
『パッチギ!』の二番煎じかと
少しシラケ気味でした。
でも、彼らと尾崎豊の組み合わせはなかなかでした。

個人的には、薬師丸ひろ子を
あのようなカタチで出してくれたことが
ほんとうに嬉しいです。
■ルールーさん (えい)
2008-04-07 13:01:24
こんにちは。

なかなか手厳しい(汗)。

ぼくも最初は、この映画どうしようかと思ったのですが、
夏帆が後景となってからは
すんなり入っていけました。

やはり押しの強い人間は苦手なのかも。
でも、思い上がっていた人間が挫折して
そこから再生していくという映画は
嫌いじゃないです。
お邪魔しま~す♪ (ひろちゃん)
2008-04-19 20:10:36
えいさんは嗚咽が漏れそうでしたか?(^_^;)
涙もろい私なのですが、あのシーンはちょっと
ウルッとしかきませんでしたσ(^◇^;)
最近はなかなか感動しない私みたいです(ーー;)

でも、
改めて歌っていいなと思いましたし、自分の
中高生くらいの時を懐かしく思い出しました^^
薬師丸さんのオーマイ~は尾崎さんとはまた
違った良さがありました(*^_^*)
■ひろちゃんさん (えい)
2008-04-19 23:18:36
こんばんは。

いや、年のせいか涙もろい自分です(汗)。
ちょっと恥ずかしいです。

でもモンパチ、よかったです。
CD買いました。

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