ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『マニアック』(イライジャ・ウッド版)

2013-03-30 14:42:19 | 新作映画
(原題:MANIAC)

----『マニアック』?
ニャんだか恐そうな映画。
えっ、でもイライジャ・ウッドが出てるの?
「そう。
実はこれ、ウィリアム・ラスティグが80年に作った
同名作品のリメイク。
一言で言えば、連続女性猟奇殺人者の話。
プレスではショッキング・バイオレンス・スリラーと謳っているけど、
ぼくはこれは、サイコ・スプラッター、
もしくはサイコ・ゴア・ムービーという感じだったね」

----ということは、血がどば~っ。
そういうの苦手じゃなかった。
「うん。
正直言うと、
ところどころ細目になっていた(笑)」

----“サイコ”が付くということは、
異常性も強いってことだよね?
「それはもう凄まじい。
イライジャ扮する主人公フランクはマネキンの修復師。
マネキンしか愛することができない彼は、
女性を殺害した後、
その頭皮を剥いで持ち帰り、
マネキンの頭にホッチキスで止めていくんだ」

----ひぇ~っ。
「宣伝のKさんは
『最初、入っていければ大丈夫。
スタイリッシュな映像をお楽しみ下さい』と言っていて、
それってどういうことかなと思ったけど、
なるほど納得。
開巻早々に、この皮剥ぎが出てくるんだ」

----たまんないニャあ。
でも、その“スタイリッシュ”というのは?
「これはね。
その映像のほとんどが
フランクの目線、
今でいうところのPOV手法を撮っているんだ」

----へぇ~っ。
無名な俳優で作る
フェイクドキュメンタリーならともかく、
イライジャ・ウッドほどの大物が出てきての
その手法というのはかなり大胆。
でも、それじゃイライジャ自身が映らないのでは?
「そこがよく考えてあるもので、
鏡やガラスを利用して
イライジャ自身の姿も見せるように工夫がしてあるんだ。
この映画では一部イライジャ・ウッドも撮影。
そればかりか
自分が映像に映り込まないときも、
主人公になりきって撮影に同行していたらしいよ」

----監督はだれニャの?。
「地下駐車場を舞台にしたバイオレンス・スリラー 『P2』で監督デビューを果たしたフランク・カルフン
彼が俳優として参加もしている『ハイテンション』の監督
アレクサンドル・アジャが製作・脚本を担当。
舞台をニューヨークからロサンゼルスに置き換えてのこのリメイク、
ぼくはかなり成功していると思ったね。
Kさんは、『みんな重~い感じで試写室を出てくる』と言っていたけど、
ぼくはなぜかニコニコしながら出てきたし…」

----それってかなりヤバくない?
                 
(byえいwithフォーン)

フォーンの一言「事件の背景には主人公のトラウマがあるらしいのニャ」なにこれ?

※イライジャ・ウッドは低予算のホラー映画会社ウッズシェドを設立、自らもプロデュースに乗り出しているらしい度
コトリ・ロゴこちらのお花屋さんもよろしく。

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