ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ベスト・キッド』(2010年版)

2010-06-15 23:34:39 | 新作映画
(原題:The Karate Kid)


----これも全米初登場第1位の映画だよね。
確かリメイクのはずだけど…。
「うん。1984年のオリジナルがそれほど歴史に残る映画というわけでもないし、
なぜリメイクしたのか不思議な上に、この大ヒット。
ほんとアメリカって分からないなあ…と。
でもオリジナルのお話が
いじめられっ子が猛レッスンにより強くなって、
カラテ大会で勝っちゃうという単純なものだし、
これはサクッと観られるかと、そう思いきや、
なんとランニングタイム140分!」

----サクッとはいかなかったわけだね。
「そういうこと。
でも、なるほど、
これはヒットする要素はいっぱい。
まず舞台が大きく変更されている。
それえを説明する前に、まずキャスティング。
前回、オスカー・ノミネートの高い評価を受けた
ノリユキ・パット・モリタ
彼が演じた“ミヤギさん”には、
ジャッキー・チェン

----えっ、ジャッキーが?
それじゃあ、“カラテ・キッド”じゃなく“クンフー・キッド”だ。
「しっ。それは言わないの。
彼の持ち味であるユーモアを封印。
髭まではやしてのシリアス演技を見せてくれてるんだから…。
で、ジャッキーが出るということで
カラテではなくクンフーに。
(タイトルに偽りありだけどね)
そしてその出演に合わせるかのようにオール中国ロケ。
なんと『ラストエンペラー』以来という、
紫禁城での映画撮影。
さらには万里の長城、
そして中国武術の聖地、世界遺産・武当山での撮影を敢行している」

----ふうん。で、お話はどうニャの?
オリジナルから変えてあるの?
「いや。大筋は同じ。
ただ、
師であるミスター・ハン(ジャッキー・チェン)の悲しい過去とか、
親しくなる同級生の親のエピソードとかは初めて観たような…。
まあ、ずいぶん昔の記憶だからはっきりとは言えないけど…」

---確か、あのときのクライマックスは
空手大会で見せた
「鶴の構え」だったような…。
「うん。こちらも似たようなものが出てくる。
前作を観ている人は武当山で
ひとりの女性がコブラ相手に構えている姿を観てすぐにピンと来ると思うよ。
で、その使われ方は、
日本の某首相が『感動した』と叫んだ大相撲の千秋楽優勝決定戦と同じ」

---ニャに言ってるの?
「主人公が大怪我を負っていて勝ち目がないのに、
ライバルに立ち向かうってこと。
ここはなかなか感動的で、
実際、周囲では『泣いた』との男性の声もちらほら。
女性が主人公ドレを演じる主演のジェイデン・スミスのことを
『安室奈美江みたい』と言っているのとは対照的だったね」




                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「ジャッキーの最後の笑顔がいいらしいのニャ」
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※今回はNG集はない度


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