(原題:The Conjuring 2)
『死霊館2』。
ホラーに限らずハリウッドのジャンルムービーのベースには家族の絆と夫婦愛がある。
舞台をロンドンに移した本編はその二つが悪魔と対決。
『エクソシスト』ばりのショック映像の連打なれども、
その「想い」の強さが観客にも伝わり恐怖は和らぐ。
パワフルすぎる演出と共にこれは誤算か?(6月17日のTweetより)
----えっ? 『死霊館』 に続編ができたの?
最近はあまり、映画のお話してくれなくなったのに、
これを選ぶなんて、ほんと好きだニャあ。
「そうだね。
他にもホラーはいろんな作品が公開が待機しているけど、
なぜかこれは見逃せないなって…。
でも、ほんと観てよかった、
そう思うよ」
---怖い映画は苦手なはずのなのに
ちょっと不思議。
「うん。
決め手となったのは監督がジェイムズ・ワンということかな。
前作『ワイルド・スピード SKY MISSION』。
これがまたとてつもなく面白く、
ああ、この監督はホラーだけじゃないんだなと…。
タイトルがタイトルだけにB級映画と思われがちだけど、
この『死霊館 エンフィールド事件』は
なかなかの風格を兼ね備えた映画」
----確か、これって<実話>が基になっているんだよね?
「そう。
1977年に、ロンドン北部で起きた心霊現象がね。
そしてそれは報道機関が撮影した写真と映像によって
世界中に広まった…と、こういうことらしい。
この映画、何が珍しいかって、
普通、こういった超常現象は
人里離れた民家で起こることが多いのに、
これは何の変哲もない住宅街の中の一軒で発生。
ということで町の人々は、みなそれを目撃」
----うわあ。それは心強い。
いや待てよ。
周りから嫌がられるのでは…。
「さすがフォーン。
この映画はそのどちらもきちんと描き分けている。
救われるのは向かいの家の住人が
彼ら“狙われた家族”を自分の家に迎え入れ、
そして宿泊までさせていること」
----狙われた家族って?
「シングルマザー、ホギー(フランシス・オコナー)と
4人の子供たち。
その中の末娘、次女のジャネット(マディソン・ウルフ)が、
いわゆる悪魔憑き状態になるんだ。
しかも椅子やタンスが部屋を動き回り家族を攻撃。
そして、その話は前作『死霊館』 の主人公でもある
エド(パトリック・ウィルソン)とロレイン(ベラ・ファーミガ)のウォーレン夫妻の耳に届く。
しかし、ロレインはこの事件の<解決>に現地に向かうことは及び腰」
----どうして?
「それはね。
この映画の冒頭にも出てくるアミティビル事件の交霊会、
そこで有名になった夫妻に対する世間の冷たい目がある。
彼らは、いわゆる詐欺師呼ばわりされていたんだね。
そんなこんなでふたりは心身ともに疲弊している。
そんな中、ロレインは夫エドが死ぬという悪夢を見る。
これを予知夢と思ったロレインは
もう第一線を退こう、そう思っていたわけだ。
しかし<解決>ではなく<調査>だけ…というエドに押し切られてふたりはロンドンへ。
そしてそこで彼らが遭遇したのは…?
と、これは実はプロローグなんだけどね。
話を端折ってしまうけど、
この映画のクライマックスは、ロレインが見た悪夢と同じ光景が起こる。
そのまま館に足を踏み込むと夫の命が危ない。
妻としては彼を死なせるわけにはいかない。
でも、エドは目の前で苦しんでいる少女を見捨てることができない。
ただでさえ恐怖が渦巻く館に
身の危険を顧みずに踏み込んでいくエド。
それを必死で止めようとする妻。
これはアメリカン・ヒーローの物語であり
夫婦愛の物語。
ハリウッド映画らしい大感動作。
列車のシーンもあり
ぼくは『エクソシスト2』を思いだしたね」
「時代背景もよく考えられているらしいのニャ」
※プレスリーをギターで奏でるパトリック・ウィルソンに涙だ度
こちらのお花屋さんもよろしく。
こちらは噂のtwitter。
「ラムの大通り」のツイッター
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
『死霊館2』。
ホラーに限らずハリウッドのジャンルムービーのベースには家族の絆と夫婦愛がある。
舞台をロンドンに移した本編はその二つが悪魔と対決。
『エクソシスト』ばりのショック映像の連打なれども、
その「想い」の強さが観客にも伝わり恐怖は和らぐ。
パワフルすぎる演出と共にこれは誤算か?(6月17日のTweetより)
----えっ? 『死霊館』 に続編ができたの?
最近はあまり、映画のお話してくれなくなったのに、
これを選ぶなんて、ほんと好きだニャあ。
「そうだね。
他にもホラーはいろんな作品が公開が待機しているけど、
なぜかこれは見逃せないなって…。
でも、ほんと観てよかった、
そう思うよ」
---怖い映画は苦手なはずのなのに
ちょっと不思議。
「うん。
決め手となったのは監督がジェイムズ・ワンということかな。
前作『ワイルド・スピード SKY MISSION』。
これがまたとてつもなく面白く、
ああ、この監督はホラーだけじゃないんだなと…。
タイトルがタイトルだけにB級映画と思われがちだけど、
この『死霊館 エンフィールド事件』は
なかなかの風格を兼ね備えた映画」
----確か、これって<実話>が基になっているんだよね?
「そう。
1977年に、ロンドン北部で起きた心霊現象がね。
そしてそれは報道機関が撮影した写真と映像によって
世界中に広まった…と、こういうことらしい。
この映画、何が珍しいかって、
普通、こういった超常現象は
人里離れた民家で起こることが多いのに、
これは何の変哲もない住宅街の中の一軒で発生。
ということで町の人々は、みなそれを目撃」
----うわあ。それは心強い。
いや待てよ。
周りから嫌がられるのでは…。
「さすがフォーン。
この映画はそのどちらもきちんと描き分けている。
救われるのは向かいの家の住人が
彼ら“狙われた家族”を自分の家に迎え入れ、
そして宿泊までさせていること」
----狙われた家族って?
「シングルマザー、ホギー(フランシス・オコナー)と
4人の子供たち。
その中の末娘、次女のジャネット(マディソン・ウルフ)が、
いわゆる悪魔憑き状態になるんだ。
しかも椅子やタンスが部屋を動き回り家族を攻撃。
そして、その話は前作『死霊館』 の主人公でもある
エド(パトリック・ウィルソン)とロレイン(ベラ・ファーミガ)のウォーレン夫妻の耳に届く。
しかし、ロレインはこの事件の<解決>に現地に向かうことは及び腰」
----どうして?
「それはね。
この映画の冒頭にも出てくるアミティビル事件の交霊会、
そこで有名になった夫妻に対する世間の冷たい目がある。
彼らは、いわゆる詐欺師呼ばわりされていたんだね。
そんなこんなでふたりは心身ともに疲弊している。
そんな中、ロレインは夫エドが死ぬという悪夢を見る。
これを予知夢と思ったロレインは
もう第一線を退こう、そう思っていたわけだ。
しかし<解決>ではなく<調査>だけ…というエドに押し切られてふたりはロンドンへ。
そしてそこで彼らが遭遇したのは…?
と、これは実はプロローグなんだけどね。
話を端折ってしまうけど、
この映画のクライマックスは、ロレインが見た悪夢と同じ光景が起こる。
そのまま館に足を踏み込むと夫の命が危ない。
妻としては彼を死なせるわけにはいかない。
でも、エドは目の前で苦しんでいる少女を見捨てることができない。
ただでさえ恐怖が渦巻く館に
身の危険を顧みずに踏み込んでいくエド。
それを必死で止めようとする妻。
これはアメリカン・ヒーローの物語であり
夫婦愛の物語。
ハリウッド映画らしい大感動作。
列車のシーンもあり
ぼくは『エクソシスト2』を思いだしたね」
「時代背景もよく考えられているらしいのニャ」
※プレスリーをギターで奏でるパトリック・ウィルソンに涙だ度
こちらのお花屋さんもよろしく。
こちらは噂のtwitter。
「ラムの大通り」のツイッター
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)