ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『死霊館』

2013-09-16 14:14:27 | 新作映画
(原題:THE CONJURING)




----もう。
夏も終るというのに、
ニャんでこんな怖そうな映画を?
またまた眠れなくなるじゃニャい。
「うん。
これは、
『ワイルド・スピード』シリーズの新作を任せられたことでも話題の
ジェームズ・ワン監督の新作ホラー。
フォーンも知ってのとおり、ワン監督は『ソウ』シリーズで人気爆発。
超現象スリラー『インシディアス』
続編『Insidious Chapter2』の全米公開も間近に控えている
名うてのヒットメーカー」

----これも、その超現象ものだよね。
タイトルは、ちょっと昔のB級のノリだけど…。
「そうだね。
日本ヘラルド映画あたりの作品にありそう。
内容としては『エクソシスト』の流れを引くオカルトホラー。
そしてもうひとつのポイントは、
これが実話であるということなんだ。
ということで簡単に紹介
1960年代から活躍を始めたウォーレン夫妻。
それまでにも数々の心霊現象を解決し、
その名を馳せてきた彼らだが、
実は事件の多くは、
その大半が科学的に解明できるものであった。
そんな中、夫妻が100%本物と認め、
あまりにも邪悪すぎるために、40年以上もの間、極秘にしてきた事件が
この映画で語られるロビン家の物語。
時は1971年、
ロジャー(ロン・リビングストン)とキャロリン(リリ・テイラー)のロビン夫妻、
そして5人の娘たちは、
ロードアイランド州ハリスヴィルの、
の中にとポツンと建つ古びた一軒家に越してくる。
新しい生活に胸躍らせる一家。
だが、なぜか愛犬のセイディーは決して中に入ろうとしなかった。
そして翌朝、セイディーは変わり果てた姿に…」

----ぶるぶる。もういいよ。
「あっ、ヤバいヤバい。
でも我慢してもう少し聞いて。
誰もいない空間に語りかける幼い末っ子、
外より気温が低い部屋に漂う異様な匂い、
母親の体に浮かぶ覚えのない痣、
真っ暗な地下室から聴こえる手をたたく音、
家に体当たりして自殺する鳥たち、
鬼が目隠しすると、ひとり増えているかくれんぼ…。
さらには、寝ている間に脚を引っ張られたり、
ある決まった時間に時計が止まったりと、
これまでこの手の映画で見てきた、さまざまな超現象が次々と起こる。
もちろん、監督が監督だけに、
そのショック演出はお見事。
地下室から2階まで<縦>のキャメラの動きで
観る者を飽きさせないんだけどね」

----“飽きさせない”?
怖がり屋のえいにしては
ニャんだか余裕だニャあ。
「それはおそらく、
戦慄シーンがあまりにも矢継ぎ早に
畳みかけられてくるからだろうね。
ぼくはやはり日本のオカルトホラーの方が怖いな」

----これは前から思っていたんだけど、
悪魔ってキリスト教を貶めようと現れることが多いじゃニャい。
ということは、このオカルト的事象って西洋でしか起こらないような…。
「そういう意味では、
これは、フムと思ったね。
この物語で狙われる家族は
実は“洗礼”を受けていない。
つまりクリスチャンじゃないんだ。
ということは、
あまり彼らを狙っても効果がないのでは…と」

----ニャるほど。
そういえば、あの『エクソシスト』にも
それに言及した台詞があったような気がしたけど…
「あの映画はずいぶん昔に観たけど、
ぼくもリーガン(リンダ・ブレア)の母クリス(エレン・バースタイン)と神父の会話の中に、
キリスト教関連のシーンがあったような記憶がある。
さて、この映画では
パトリック・ウィルソン扮するエド・ウォーレンは
カトリック教会が唯一公認した悪魔研究家。
一方、彼の妻ロレイン(ヴェラ・ファーミガ)に透視能力がある。
そして映画は、
このふたり、それぞれの<愛>を試すかのように、
物語が進んでいくんだ。
最愛の妻を危険な目にあわせまいとする夫、
いや、それを一緒にやり遂げてこその夫婦と思う妻。
この愛の葛藤が本作最大の特徴かもしれないね」



                    (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「ニャんだか、ちゃちゃっとまとめたニャ」なにこれ?

※それでも、これが実話だと言われるとさすがに怖い度

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これはかなり怖いです。