ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

おーりとーり石垣島11

2019年12月18日 20時34分55秒 | ウォーキング

行きたかったところは、
港の少し北側にある
美崎御嶽の所の海です。

あれ?この御嶽と同じ名前の
御嶽が石垣島にもありましたねえ。



この竹富の御嶽は
この先にある美崎海岸の
航海の安全なんかを祈る御嶽です。



向こうは美崎山のふもとの御嶽です。
でも航海の安全なら
両方とも同じ祈りの御嶽でしたねえ。



亜熱帯植物に囲まれ、
蝶が飛び交う道をてくてく
歩いていきますと、



前方からアルミ缶を積んだ
若者がやってきましたよ。

多分、村中で集めた空き缶を
船に運んでいるんでしょうねえ。
美化活動をされているのかもしれません。
そのほかこの島のごみは、
生ごみは焼却など
なかなかごみ処理が
うまくいってないように思えます。
離島という環境のなかで
ごみの運搬費用とか
むつかしい問題は多くありそうですがね。

でも町を自転車で移動したり、
歩いているときに、
ごみの処分に困っているなあ
という雰囲気は少しも
感じませんでした。

そこにはきっと、島の人々の
環境に対する熱い想いが
あるのでしょう。

そんなことを考えながら
たどり着いた美崎海岸というのは、
こんなところでした。



ここは少し前まで船のつく港でした。
目の前の石の塊は、
桟橋の後で「ガンギ跡」と
いわれています。

そして左の方を見ると、
おお~海の中にちょこんと
顔を出す石があるではないですか。



これも名前がついているのか
というと、そうです。

この石は「アーパー石」と
いわれています。
伝承が残っているのです。

昔、寝ることを仕事として
いるような娘が近くに
住んでいました。
その娘があまりに働かないので
母が無理やりこの海岸に連れ出して
「アーサー海苔」を採っていた
ところ急に塩が満ちてきて
娘は海の中に取り残されました。
するとその娘の姿が老婆になり、
海の中に残ったのが
この石の招待なんだそうです。

特に祈りというわけでも
ないのですが、昔からの
言い伝えが残っている石です。

そしてさらに周りを見てみましょう。



先ほどのガンギ跡の奥にあるのが
アイヌソイという名前の石で、
アーパー石の左の奥の方にある石が
イルヌソイという名前の石です。

このそれぞれの石に雄と雌の鼠が住んでいて、
気持ちは引き合うのですが
一緒に慣れないといった
伝承があります。

まあまあなんともやるせない
伝承ですねえ。

ひとつひとつの力が集まって、
大きな力になれる我々の結束は
大事なことなんだぞというような
教訓が含まれているのでしょうか。

そんな地元に人たちの気持ちを
中心にして考えてみました。

いずれにしても、
海という未知で力強いものに
囲まれて暮らす人々の想いは、
海やそこにある岩などに
力を感じていくのでしょうねえ。

とはいえこの海岸には
ほとんど人が来ません。
決められた人が来て、
いろんな願いをして
いくのでしょうねえ。

ここには御嶽も二つ存在しています。

静かなだけど、いろんな思いは
強く持っている島の静かで
暖かい暮らしを連想させる、
そんな海岸でした。

さあこれで、竹富島も
ほぼ目標通りに回りました。
変な海岸道を歩いたり、
人のこない静かな御嶽を
歩きもしましたが、
竹富の人々が暮らす島の
生活の一部をミセスも
見たんじゃないでしょうか。
ニーラン神石やアーパー石についても
さらに深く知り合うことができました。

これで小遣い上がるかなあ。

なあんてことをいってる
変なおじさんなのでありました。

港に着いた時にそういえば
思い出しました。
入島料をまだ払っていなかったので、
払おうと思ったら自販機みたいな
機会に投入でしたね。

面白かったのできっちり払いました。

そして帰りの船は今度は双胴船です。



中身も新しいですし、
まあ帰りは天気も落ち着いては
来ていたのですが、
ほとんど揺れずに快適に
石垣島へと帰っていきましたとさ。

続く



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