ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

四国巡礼四十四番大宝寺

2017年01月12日 22時37分19秒 | ウォーキング

さあ、では難所と言われる
岩屋寺に向かって登っていきます。

川を渡るといきなりもう
結構な急傾斜が続いていきます。



出店のところにも
こんな張り紙が。



道はやがて山の中に入っていきますと、
こんな急な階段道も続きます。



この山には、当時
法華仙人という不思議な
神通力を持つ女性がいたそうです。
その女性が弘法大師に帰依し、
山を大師に献じて
この山が開かれました。

大往生した山道の途中には、
こんな石碑も多くありましたね。



でもねえ、ちょっと待ってくださいよ。

こんなに山の中のお寺なのに、
なぜこの寺の山号が

「海岸山」

なんでしょうか。

大岩山・・とかだったら
すぐにわかるのにねえ。

実はこの寺を開基した弘法大師が、
言った言葉にその理由があります。

この山の大きな岩頭にたち、
こう言いました。

「山高き谷の朝霧海に似て、
松吹く風を波にたとえむ」。



霧のかかった山並みが
海を連想させたんだそうです。
そのため山号を「海岸山」と
しているそうなんです。

さらに上へ上へと上がっていきますと、
境内の枯草狩りも



こんな重労働の様子でしたね。

そして右手に大岩壁が現れる頃になって、
本殿がようやく見えてきました。





いやあ15分くらいは登ったでしょうか。
あとで聞いたら高齢者の何人かは
途中であきらめたようです。

そうですよねえ、
いくら「同行二人」と言っても、
途中で気を失って
弘法大師と出会わなくてよかったですな。

ここの寺の周りの岸壁は、
オーバーハングして
すごい圧迫感で迫ってきます。


(再掲)

そんな中でちゃんとお参りをし、
般若心経を唱えておきました。

で、ちょっと横を見ると
岸壁に梯子がかかっています。



あああの岩をくりぬいたところは
どうなっているのでしょう、
と思いつき頑張って登ってみました。

下から見てたら大したことはない
かもしれませんが、
登ったらこのはしごも結構迫力物でした。

途中の岩の間や、
登り切った所などあちこちに
賽銭があげられていましたな。

僕も上げようと思ったのですが、
梯子の上で手を放して
財布を出す勇気がありませんでした。

拝むだけにしておきました。

ここの本尊は不動明王です。
真言は
「のうまく さんまんだ ばざらだん
 せんだ まかろしゃだ そわたや
 うんたらた かんまん」と長いですねえ。

そのあと大師堂でも
しっかりお参りをして、
さあこれで八十八ヵ所の
ちょうど半分をお参りした
ことになります。

長かったような、短かったような。

では先ほどの山道を
下っていきましょう。
すれ違う人には
「ようお参り~」といいつつ
下っていきます。

のぼりで見かけたお土産屋さんでは
あったかいお茶を接待してくれましたね。

ありがたやですなあ。

で、次は44番大宝寺へと
移っていきます。

山から下りて、
また別の山塊をのぼっていきます。

途中、めちゃ狭い田んぼ道を
スイスイとバスは駆け抜けていきますと、
山のふもとの駐車場に到着です。

この辺りは「久万高原町」と言います。



doironには初めて目に入る
自治体名ですねえ。

市町合併しているのでもなく
この名前のままです。
ていうか、愛媛県内の市町村で
最も面積の広いところです。

あの俳優の「藤岡弘、」さんの
出身地ですねえ。

その町の木は杉、町の花はササユリで、
それがマンふたにも刻まれています。

バスを降りて、
さあしばらく上りますよ
と行こうとすると、
もう添乗員さんは納経帳と軸を持って
はるかかなたの前方を
テクテク歩いてはりましたなあ。



やあ、大変ですなあ、お仕事。

道をどんどん上がっていきますと、
また高齢者が「あかんわあ」と
嘆いてはりました。

また弘法大師と出会いそうになりそうですな。

それにしても今回の2寺連続は
ちょっときつくて
可哀そうでしたな。

続く


最新の画像もっと見る

コメントを投稿