ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

雪の高野を訪ねて4

2021年02月07日 21時06分02秒 | 

金剛峯寺の建物の中にはいる拝観料も払わず、
あちこち外観だけ見て金剛峯寺は見終わりました。

空海さん、こんなお寺が山の中に
完成してうれしかったでしょうねえ。

時間を見ると、まだランチの
予約した時間までもう少しあります。
ではこのまま歩いて、
次の壇上伽藍の方に行ってみましょう。



あ、こんな雪だるまと言うか
雪人形が可愛かったですねえ。

外に出てさらに西向いて進んでいきます。

歩道のすみっこにも結構な雪です。
ここにある大師協会は般若心経の
写経をやったところですねえ。

これまでお寺での写経は4回やりました。
いろんな思いでを用紙に書き込みましたねえ。

あ、右手に池がありますよ。
見たら凍っています。



ウヒャー寒いんですねえ。

そしてやっと壇上伽藍のところに到着です。



壇上伽藍とは高野山の主な法会が
行われるところで、高野山全体を
金剛峯寺と考えると、ここはその中心核
と呼ばれるところで、様々な施設が
曼陀羅のように配置されています。

まず入り口は中門です。



高野山の門である大門に続いて、
ここは壇上伽藍の入り口となります。

この中門は江戸時代に何度も火災でなくなり、
そのままになっていたのですが
つい最近高野山開創1200年を
記念して再建されました。

ここには昔からの持国天・多聞天に加え、
現代の大仏師松本氏の手により
新造された広目天・増長天の
四天王が置かれています。

これがその広目天。



胸にセミが止まっていますねえ。
鳴き声は遠くまで響き渡り、
悪を退けるといわれています。
手に筆を持っているのは、
絵を描くときのdoironのようです、
へへ。

そしてこれが増長天。



胸にはトンボが止まっています。
これは前を向いてしか飛ばないという
意味をもたせており、
「断じて悪は通さない。後へは引かない」
という意味を持たせています。

そんな中門を過ぎると正面に金堂があります。
本尊である薬師如来は高村光雲作で
秘蔵とされています。

むかし小学校の頃に高野山に
林間学校で来ました。
涼しい部屋で眠った記憶もあるのですが、
この壇上伽藍で絵を描いたことを覚えています。

あの時に先生がdoiron描きかけの
絵を見て言った言葉は今でもはっきり覚えています。

doiron君。障子の絵を白だけで
書いてはいけないよ。
あの白い障子の世界の奥は
何色してるかな?
それを考えて描かないといけないよ」
と言われました。

中は茶色かなあと思い、
茶色を塗ってから、
白で塗りつぶしましたねえ。

あの時はきっと比透明水彩絵の具を
使っていたんでしょう。

でももっと深く言えば、
あの中にいる薬師如来を頭に
思い浮かべながら描きなさいという、
先生の熱い想いだったのかもしれませんと、
最近そんなことをちらっと考えたりもします。



金堂の次は、壇上伽藍の西の方にある
「六角経蔵」に向かいました。



ここは昭和元年に火災で消失しましたが、
昭和9年に再建されています。
紺色の紙に金でていねいに描かれた
お経が入っています。
その「紺紙金泥一切経」は文化財として
霊峰館の方に置かれていますが、
この経蔵の腰部分より下のところに
棒が出ており、



それを回すことができるようになっています。
一周すれば経を読んだことになるそうです。
では実際に回してみましょう。

「う~ん。重い」。

足元は雪で半分凍った状態のところも
あり力を入れにくいです。
でもまあ何とか動き始めると、
今度は惰力で軽く動き始めます。

そうしてお堂の下の棒が
グルリンと一周してdoironは
お経を読んだと同じ功徳を手に
入れましたとさ。南無阿弥陀仏

続く

 



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